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■好きこそ、者の丈夫なれ。

「だけど大好きなんだよ、この仕事。汗かいて真っ黒になってさぁ、
作業してるの」

2.5次会の後、ミナロでのワイガヤの席で、アルミ鋳物の会社を営む
Oさんが、はにかむように言いました。
うむ。なにも言葉を返しませんでしたが、ちょっと感じてました。

「鋳物(砂型)」の仕事と聞いて、内容がよくわからないにしても、
小奇麗な環境をイメージする人は少ないでしょう。
3K…事実、そんな思われ方をしてきたようです。
確かに、現場は熱い。汚れる。あちこちにいろんな材料が置いてある。
モノをつくる小さな現場、材料と道具を活かし手業を活かす最前線です
オートメーション化された大企業の工場とは違います。

「このイメージを変えていきたいんだ」。
「フォーマルウエアを着た鋳物。人に、自社の作ったものを差し出す、
その心意気を届けていきたい」。
時代の勢いを得て、世に出た物や人だけが「価値」「勝ち」な訳じゃない
作る技にも自信がある。ものを届け相手の喜びが、自分の喜びと
なることも肌で知っている。誇りをもち、元気に長く続けていけるもの
は、ここにもある。そのための見えない汗を惜しまず、楽しむ心は
人一倍もっている。
気負うことなく話すOさんの笑顔に、大いなる自負を感じました。

Oさんの言葉を聞いたとき、糸井重里さんの数年前の著作、
「インターネット的」(PHP新書)の中の一節を思い出しました。

「筋肉系の工業化社会→神経系の情報化社会ときて、その後には
どんな社会がくるのか~~~ぼくは、『魂(スピリット))の社会』なので
はないかと~~」「感動とかセンスとかいうものがどんどん価値を
あげていくのだとしたら、それは『魂の満足』を求める社会でしょう」と。

マズローの欲求五段階説ではありませんが、食べて生きる~
物を持つ・力を持つ~ことを起こす、知恵を持つ。と、世の中が
なったとき「持つものを前提に、どう在りたいのか」を、
あらためて自分に問い直し、持つものを考えることは、
企業活動として必要なのだと思います。

その仕事が「好き」だということは、自分の中にある尺度が生まれる。
そうした想いを伝えたり、社会に問うことは、これからの企業活動の
一部になってくるのではなかろうか。もう、なってますか?

それだけで企業が在り続けられるのか? と聞かれたら、そうは
いかないでしょうが、これだけは言えるのではないかと。

「どんな企業に在り続けてほしいのか」。
それは、商品やサービス、技術を利用する立場では言える。
買う側、利用する側が、何を基準にどこの、なにを選ぶのか。
相手の想いや行いに賛成、共感するかたちで、企業活動を
応援していくということはあり得ることだと思うのです。

★この記事は、ヤマログと連動しています。
 つまり、同じということなんですが(笑)

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