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BtoBかBtoCか

BtoBとは企業間の取り引きのこと、それに対しBtoCとは企業と一般消費者の取り引きである。
改めて書くまでもないが、区分けをするとなると非常にややこしい。

先日のコンソーシアムでも話が出た、BtoBとBtoCの違いによるホームページ活用法についてだが、なかなか皆が納得する解答が見つからない。

製品や商品を対企業へ売る事と、対個人へ売る事は色々な面で違う。
だが、自分の会社を知らない企業や一般消費者に、自社のサービスを知ってもらう営業ツールとしてホームページを使うのであれば、書く内容は同じで良いだろう。

製造業のほとんどがBtoBだが、巷で手に入る参考書やノウハウにはBtoC向けが多いように感じる。
また、モノづくり会社のホームページで成功しているところは、BtoBやBtoCと言った垣根を取っ払っている様に見える。

この場でその解を出す事はむずかしいだろうが、みなさんが現状感じている事を教えて下さい。
次回2.5次産業部会で議題にあげてみるつもりです。
少しでも製造業者自らが売れる環境にしていきたいのです。


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ツールエンジニア12月号

ツールエンジニア12月号の「われら町工場人」にケイテックデザインさんが載りました。
別記事でみどりかわも執筆しています。

以前ツールエンジニア6月号にミナロが載った時に、仲間の加工屋さんを紹介してほしいと出版社から依頼があり、ケイテックデザインさんを紹介しました。

本文にはK社長の生いたちや心構えが紹介されています。
その中の一文に、「なんとも頼もしいことではないでしょうか、今後のモノづくり立国・日本を担うべき若者に技能教育をしていこうという意気込みがK社長にはあるのです」と書かれています。
また、工場が加工屋ではまれに見る綺麗さだとべた褒めです。

ミナロが載ったときはこんなに褒められなかったけどな~ まぁいいか。


執筆の方は、ノークランプ加工治具の方法と検査治具の考え方を書きました。
他にも治具の記事が載っていますので治具関係の仕事の方は読んでおいても損はないでしょう。

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それから、この一連のツールエンジニア掲載が始まったきっかけは、カシワミルボーラさんがミナロを紹介してくれてからです。
改めてお礼を申し上げます。


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日産の5日間の操業停止

車を作る材料が足りなくて国内3工場を5日間ラインストップするそうだ。

車を作る場合、良質の鋼材が必要になる。
この良質の鋼材を作れるのは日本だけなのだが、昨今の鉄鋼需要で生産が間に合わず、価格は高騰している。

今回のラインストップの原因である鋼材が手に入らない理由には、生産が間に合わない為という他にも、価格交渉に折り合いがついていないのでは無いかと言った見方もある。
さらには、値をつり上げるため在庫していてもわざと出さないのでは無いか、といった見方までされている。

以前メルマガにも書いたが、今年に入って鉄鋼関連は非常に潤っている。
同時に自動車メーカーも過去最高の利益を更新しているところも一社ではない。

十分体力も回復出来ただろうに、これ以上の利益を求めて牽制しあっての事ではないと信じたい、今までさんざん下請いじめをしてきた大手企業が次ぎにやる事は、自社利益の追求ではなく、国内へ仕事を増やす事だと思うのは零細企業の身勝手でしょうか。

livedoor ニュース マーケット&コメンタリー


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EQテスト

EQtest.gif

ものづくり本音ブログさんに載っていたリンク先でEQテストをやってみた結果がこの画像です。

EQ(Emotional Quality:情動指数)とは心の知能指数と呼ばれ、 一般的に自己認知力・自己統制力・共感性・コミュニケーション力・柔軟性・楽観性の6つの観点から測られます。 EQの値は一生の間を通じて不変なものではなく、環境・遺伝の双方の影響により、上がりもすれば下がりもします。
この手のテストは自分で申告して出た結果と、他の人から見た結果の違いが非常に気になります。

本来のテスト方法でないのは承知の上であえて【隊長】にみどりかわを診断してもらいました。

その結果がこちら

頭のやわらかさは10%落ちていますが、トータル83%にもあがっています。
しかも臨機応変力はランク5ですから、かなり違いますね。

予測はしていましたが、自分が普段出している態度や声が100%で伝わらず、80%になったり120%になったりする。
上にブレるのが良いかと言ったら、そうでもないだろう。期待はずれだったと言われる事が多くなる。
下にブレるのもやはり悲しい。

ハッタリ勝負の人生であれば上にブレている方がやりやすいだろうが、特にカリスマ性を必要としないこの職業では、できるだけ真の自分を理解してくれる仲間が多い方が良いと思う。

みなさんも一度相互にテストをやってみてはいかがでしょうか。
みどりかわを客観的にテストしてくれる方も募集してます。(笑

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■愛する者に、指揮と士気(志気)あり。

「ホンダが、一年以内にB・A・R買収へ準備」

まだうわさに過ぎないが、うれしいニュースが飛び込んできました。
買収か、一定数の株式を得て共同オーナーになる意向であると
BBCが報じたとそうです(強願・単独オーナー)。
チーム代表のデビッド・リチャーズがチームを離れるらしく、
これまた朗報。

F1ファン…ホンダ・レーシング魂好きにとっては、いずれなるだろう
と思っていたことですが、ほんとにそうなれば…いよいよ、いよいよ
1968年以来、初のホンダF1チームの誕生となります。

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【途中追記】

この原稿を書き終えた日の深夜に、ホンダのB・A・Rへの資本参加が
発表されました。

共同運営となるようです。残念ながら、ホンダ単独とはいきませんでしたが、
BAT(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)がF1から手を引くのは
時間の問題かと思われます。そのときを待ちましょう。
ホンダが運営、チーム体制づくりに直接、手を下せるようになる。
F1再参戦6年目を迎える来期、もうこれ以上、初勝利のみならず常勝チーム
として待つわけにはいかないという意気込みの表れなのか。
天高らかに響け、ホンダ・ミュージック♪
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今のチーム代表は、ただの商売人。根っからF1が好きでこの世界に
いるわけではないようです。スポンサーがらみで、チームを高く売る
機会(=ホンダに)を虎視眈々とねらっていたのでしょう。

レースを心から好きでない者が代表を務めるレースチームに、ファンを
心から感動させるチームづくりを「表現」できないと思います。
単なる技術や成績だけではなく、もっと見えない芯の
レーシング・スピリッツで、見るものを惹きこんでしまう強さ。
挑む気が漂い、伝わってしまう。

たとえば、フェラーリは世界中でなぜもあんなにも人気があるのか?
とかく強者は判官びいきも手伝って、嫌われるものですが。
スケールが超小さくて、すんまそんですが、今の某・巨人軍とかいう
野球チームと比べてみるとわかりやすいかもです。

レースを、戦うスポーツビジネスを、挑む気持ちを愛し、楽しみ、受け継ぐ心。
そういうことにつながるとも思います。

B・A・Rは、今年、F1の未来を提示する優れたマシン・メカニズムで
関係者から賞を受けていますが、ほぼホンダの英知と情熱に支えられた
ものでしょう。チーム最高位の2位の座を獲得し、湧き上がる
他のチームスタッフを横目に、心からは喜んでいないホンダ・スタッフ。

当たり前で、スピードを競うプロスポーツ、しかもその頂点であるF1で、
1等賞以外に喜び切ってしまうなんてできるわけがない。
チーム関係者が「B・A・Rが常勝トップチームになるには8年かかる」と
したり顔で言ったのを聞いた、ホンダの社長が爆発したということ
ですが、そこがホンダスタッフの血と、他のスタッフとの体温差でもあるのでしょう。

「来た、見た、勝った」。
本田宗一郎氏に始まり、レースを愛し続けたホンダ。
四輪進出の際、大メーカーの傘下に入れとお役人から言われたのを
がんとはねつけた、あの熱血オヤジが率いた会社。
世界の自動車メーカーが、あまりの厳しさに顔を曇らせた「マスキー法」を、
ホンダの技術を世界に知らしめる絶好のチャンスと、真っ先にクリアし、
CVCCエンジン搭載、あのシビックを誕生させたホンダ。

B・A・R創設者の一人でもあるエイドリアン・レイナードは、こう語っている
そうです。「この話が現実になればうれしい」「ホンダがチームの一部
もしくはB・A・R F1チーム全体を買収することをずっと夢に見てきたんだ」
「このことを完全に支持している」

関係者にとって、上に立つ者がどれだけ、そのことを好きでいてくれるのか。
トップが、人に優しく和気あいあいもいいですが、
物事への愛情や姿勢を厳しく表すことが大事でもあり、現場のつくる幸福にも
ことであるのか。
ホンダのレース魂を通して、いつも感じることでもあるのです。
http://www.auto-g.jp/carlife/honda_unknown_episode/index.html

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熱発電の商品化

昨日は新材料応用研究会の第五回目があった。

今回のテーマは「熱電変換材料」について、熱発電素子の商品化への課題という内容だった。

熱発電とは、温度差を利用し電気エネルギーを得る方法だ。

1821年にドイツの物理学者トーマス・ゼーベックによって発見され、ゼーベック効果と呼ばれている現象で、異なる材料の2本の金属線を接続して1つの回路をつくり、ふたつの接点に温度差を与えると、回路に電圧が発生する。

似たようなモノに光発電があるが、こちらはソーラー発電として有名だ。

いまいち普及しない熱発電に対し光(ソーラー)発電が有名になったのは、国の介入が要因らしい、光(ソーラー)発電はエネルギー問題を解消する手段と期待され、全国的に普及させるための補助金が付いた。


残念な立場になっている熱発電だが、温度差をとれるところは普段の生活の中に多く存在する。
人体熱を利用した腕時計や ろうそくラジオ

ろうそくラジオにいたっては、元々生産量も少なく昨今の災害続きですべて売れしまい在庫が無く、作る会社もすでに無いそうだ。

ゴミ焼却炉、車の排気ガス、室内外の温度差、地熱、体温等、捨ててしまっている熱、時には邪魔になる廃熱がエネルギーに変わったら様々な場面で有効に使えると思う。

次回以降の研究会では、この熱発電をテーマに商品化に向けた用途開発を引き続き行っていく。


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千客万来 その2

昨日の続きです。

もう一人の方は、このミナログへも何度かコメントを頂いてる方だが、最近リストラにあってしまった。
近況や今後の身の振り方を話に来てくれた。

リストラにあったとはいえ、前の勤め先を恨んでいるわけではない、むしろ技術の伝承を考えれば一旦は外に出ようともその会社とは関わっていきたいと考えている様。
とりあえず無職となった今は、出来るだけ色々なところへ勉強、見学をしに行く事に重点を置いている、将来は製造業の横の繋がりを多く持ち、コーディネーターとして手腕を振るいたいというのが希望だという。

また考え方が非常に理にかなっている。

例えば、勉強させてもらうのに給料をもらうことは違うだろう、とか、会社の利益に貢献していないのに給料をもらえるわけがないとか、ある意味当たり前の事だが実践できない会社組織が多い中、とても共感出来る。

ミナロは始めた当初から、利益が出なければ給料が出ない覚悟は皆もっている。

最近は軌道に乗ってきたのだろうか、仕事の山谷はあるモノの、全般的に人手不足である。
とくにCADを使った設計やモデリングが間に合わなくなる事が多い。

その事をふまえ、「無給だがCADを勉強しに来てはどうか」と提案したところ、「これからの製造業にはCADの知識は必要不可欠だと思う、是非やりたい」と快く引き受けてくれた。
もちろん勉強中とはいえミナロの実務であれば手当を払うことは言うまでもない。

その期間をしばらくもうけて、将来CADを使い仕事になるかどうかの判断をお互いがすれば良い。

お金の面でも、責任の面においても互いが迷惑をかけたくないと言う気持ちを優先させるのがベストだと思う。


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千客万来 その1

本来の意味は、「沢山のお客さんが絶え間なく来られ、商売繁盛する」と言う意味だ。
商売人、今で言うサービス業向けの言葉なのだろうか。

ミナロへ毎日様々な来客がある。

お金に絡むお客さんもあれば、そうでないお客さんもいる。
単なる世間話をしに来てくれるだけでも快く迎える。

昨日も何人かの来客があった中、二人の方が真剣に相談に見えた。

一人は、横浜北部でアルミの加工屋をやっている方。
おやじさんの跡継ぎになるべく1年半前に実家へ戻ったのは良いモノの、業界独特の閉鎖的状況に非常に違和感を感じておられた。
昔ながらのやり方を守ろうとする親父さんと、このままじゃ世間から置いて行かれるのでは無いかと感じている息子さんとの葛藤が外から見ていても痛いほど分かる。

息子さんとは先日のコンソーシアムで知り合ったのだが、みどりかわの演説を聴いて名刺交換を申し出て来てくれた。
「アルミの加工屋でやっていく以上は、3次元形状も出来なくてはダメだと思うんです」と言う言葉を受け、ミナロで使っている3次元CADCAMを見学に来てもらったのだ。

現在使っているマシニングは旧式なので、CAMで出されたプログラムが動くかどうかはやってみなければ分からない、ただ、保守的な考えではじり貧になるのが目に見えていると思った以上は、なにかしら行動するべきだろう。

幸いヨコハマ技術連携コンソーシアムという製造業者が多く集まる場を知っていた、そこに3次元CADCAMを使っているミナロと言う会社があった、たまたまかも知れないし、シンクロニシティかも知れない。

いずれにしろ、息子さんが何か行動を起こしその先にあるモノは、ミナロにとっても大事なモノになる事を期待している。


もうひと方の続きは後日・・・


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技術連携コンソーシアム

ヨコハマ技術連携コンソーシアムの第5回技術交流会があった。

今回は「中小製造業の技術PR、商品・部品の販促に役立つ情報発信」の基調講演を、カワムラPCサービス代表 川村裕之氏から聞くことができた。
講演テーマの案内は以下の通りだった。

商品や部品の販促、技術のPRなど、情報発信の重要性が高まっている。敏腕営業マンになりかわり中小企業が知名度やブランド力に頼らずとも売上増をもたらす情報発信の方法とはどのようなものなのか。
・ホームページ作成会社に見栄えのいいページを作ってもらったが売上に結びつかない
・メルマガの購読者は多いのに注文・問い合わせが来ない
・ショッピングカートを導入したのに注文が来ない
・SEOを専門家に依頼し、検索順位が上がったのに注文・問い合わせが来ない
 講師の川村氏はこうした課題を持つ中小企業や町工場に等身大の立場からサポートし、成果を上げている。ということで、ホームページを中心として儲けに繋がる情報発信のポイントを講演していただきます。               

このコンソーシアムに参加している企業のほとんどが以下の3つにあてはまる。
1.未だにホームページを持っていない。
2.B to C タイプの企業では無い。
3.メルマガやブログと言った言葉さえも知らない。

この事を踏まえて実際の講演を聴いて感じたことは、話を理解できた人がどれだけいるだろうかと言うことだ。
また、参加者の中には、BtoCとBtoBでのやり方の違いを聞きたかった人も多いようだったが、やり方は同じと言う答えだけで終わってしまったのはすこし物足りなかったようだ。

全体的な雰囲気は、これからの営業にはホームページが不可欠だと言うことを知らしめる成功事例や使い方を、ホームページ制作ノウハウより先に知りたかったのではないだろうか。

時間的な制限があるためにすべてを伝えることは無理なので仕方のない部分だろうが、主催者側からの情報提供が足りなかったのではないかと感じた。

川村氏の演説の後、ホームーページを使った営業をしている企業の方達がパネラーとしてディスカッションを行った。
各社が実際にホームページをいかなる考えで使っているのかが聞けて参考になった。

まだまだ、製造業のホームページ活用率は低い、ベースとなる知識にも格差がある。
このあたりを底上げし、ホームページを持たざるリスクを感じてもらうのがこれからの課題ではないだろうか。

このコンソーシアムの専門部会である2.5次産業部会でこの続きをやりたいと思う。
参加者のレベルがそろった状態で、もう一度川村氏の話が聞ければ非常に有意義な部会になると感じている。


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ETC普及率22%

著者も最近つけたばかりだがETCの普及率が20%を越えたそうだ、しかし普段料金所を通過する際そこまで増えている実感がない。

ETCやカーナビなど、ITSと言われる技術がこの先どんどん進歩する。
最終的には全自動運転の車になることだろう。

そのためには車だけではなく、道路をはじめとするインフラが協調していかなければならない。
各種センサーや情報交換のためのデバイスが必要となる。

ただし車を操る楽しみは無くなるかもしれない、すべてが全自動で移動のためだけの道具になったときに、果たして車を自分で持つと言うことに意味があるのか。

まだMT車が全盛だった若い頃、ギヤチェンジが自分でできないAT車なんて車じゃないとさえ思っていたことがある、だが、車で遊ぶ事が少なくなり、通勤や移動の為だけに使うことが多くなると、ギヤチェンジやクラッチを踏む事が非常に面倒になった。

それでも、様々な状況が許せば、いずれは遊ぶための車を復活したいと思っている。

そんな事を考えていたら、チャレンジャーが居た。
禁断ハイリスクな個人的社会実験で得た迫真データ
ETCゲートは何キロで通過可能?

<データ車1>83km/h(某高速道路本線ETC専用ゲート)
<データ車2>97km/h(某高速道路本線ETC専用ゲート)
*いずれもゲート通過時にデジタルスピードメーターで確認

だそうだ、たとえ遊ぶ車を復活したとしても、これだけはマネしないと思う。


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■捨てて、ひらめく。

捨てることで、活かす道やつながる道が見えてくる。

そういうこともあります。
ネットで人気のある経営コンサルタントが、少し前のメールマガジンで
このようなことを言っていました。

「『5S』…整理、整頓、清掃、清潔、躾は、下手なマーケティングメソッドを
導入するよりも成果があります。自分の事務所でも始めたら、その結果に
面白くってもうやめられない」
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000095352
(赤字企業を再建する方法/2004年9月21日号)

これは、言い得て妙なり、だと思います。
捨てベタ・整理ベタながら、時折、これをすることで得ることのメリットは
よく感じています(だったら、もっとやれよ)。


「捨てる」ことは、たまりにたまった情報や物、古くなった資料やデータを
ただ葬り去る…ということだけではありません。
捨てる際の前提として、瞬時の取捨選択・意思決定を要しますが、
その際、捨てる行為・過程を通して、自分の中である情報の化学反応が
起こることがあるのです。

溜め込んだ情報や使った物自体は古くなったかもしれないが、
それを再度、見直す現在進行形の自分の新しい思考・嗜好・志向や情報との
組み合わせで、新しい物事の発想やアイデア、行動基準が生まれることがある。

捨て好き志向の方には、実感できることではないかと思います。
で、思い出したのは、こんな言葉。

「わたしが一番気に入っているのは、ジェームス・ウェブ・ヤングの説明だ。
これは本書の土台にもなっている。
アイデアとは既存の組み合わせ以外の何ものでもない』」

情報の本当の価値は、それが別の情報と組み合わされて新しいアイデアが
生まれるときに出てくる。
問題を解決するアイデア。人のためになるアイデア。
~~改善し、安くし、便利にするアイデア。啓発し、活気づけ、影響を与え、
質を高め、勇気づけるアイデア…」
(「アイデアのヒント」TBSブリタニカ)


世の中のすべての物事が、これに当てはまると考えています。
今時、理論・しくみ・機能等を「0から作り上げた」という物事はないのでは?
「新発想・新技術・新商品&サービス」も、ほぼ組み合わせ・応用だと
考えていますが、その際、「捨てる」行為も、
1×1=3、ときに10や100を生み出す機会になり得るかもしれません。
捨てることは、残すものを再構成することでもあると思うのです。

個々の情報整理や発想についてだけでなく、もっと会社全体の考え方として
活かせることでもありますね。
定期継続的に、自社内の既存資料や顧客データ、休眠資材・商品・サービス
などを、社内整理を兼ねてトライしてみてはいかがでしょう。
「自社商品・情報発掘委員会」(味の素の、弁当向上委員会)なんてノリで。

これについては、ミナロが提唱する「2.5次産業」の中でも随時、取り組んで
いますので、一度ご相談してみてはいかが?
自社単独では活かせなくても、自社×他社で新しい道が拓けるかもよん♪

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それぞれの思惑

このところ工場新設に向けてあちこちと話をしに廻っている。

土地建物
近くにちょうど良い大きさの土地が売りにでていたので、現地見学、値段交渉、増改築の見積もり、銀行融資の条件などを調べている。

年間売り上げ以上の借り入れだ、貸す方も借りる方も慎重になるのは当たり前だ、自己資金を増やしてから買うのが普通だろうが、今の借地をいつまで借りられるか、ちょうど良い物件が将来にも出るか等を考えると、もし今回買わない事になっても一度本気で交渉してみるのは良い経験になると思う。

土地売買は売り方はなるべく高く、買い方はなるべく安くしたい、一生のうち何度もあることではないと思うので、慎重に事を進めたい。


プロ野球のオーナー
話変わって、プロ野球界も相変わらず大変のようで。

会社の代表が大株主でないとかっこつかないから30年以上もこうしてましたって事か?
一度上場廃止のペナルティーを受けた方がいいと思うのは、現株主以外のほとんどの人が思うことでしょう。
日テレが有価証券報告書訂正 東証、監理ポストに

球団オーナー達は、よほど株の細工が好きなんですかね、ライオンズ身売りなんて事は無いと思いますけど、追いつめられた状態では何が起こるかわかりません。
コクド社長、引責辞任へ 西武鉄道株の虚偽記載で

追記
なんとすでに売りに出てました。

西武球団売却へ・複数企業に打診、コクド抜本リストラ


産業再生機構入りなのに球団単独保有を主張していたダイエー本社がやっとあきらめたようです、意外と早い決断ですかね。もっとだだこねると思っていました。
ダイエー売却ならソフトバンク“最有力”

信憑性は低いですが決してあり得ないことではないでしょう、毎年大赤字で選手にもそっぽ向かれたら誰だってサジを投げたくなる、暴挙にでないことを祈るしかないです。
宮内オーナー経営放棄も


このニュースや自分の周りで考えると、濁った水の汚れが沈殿してだんだん透明になって、見通しがよくなってくる感覚です。

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■心に花束を抱えながら跳ぶのです。

カール・ルイスさんの言葉です。

三段跳びについて、学生から跳躍のコツを訊かれたときの言葉。
これが全盛時代か、引退後の取材なのか、もう覚えていないのですが、
いまでも胸の片隅に残っています。

このようなことを意味した言葉ではなかったかと思います。
「花束を抱えときの、自分の気持ちをイメージしてください」
「そのやわらかな気持ちを抱えながら、ホップ・ステップ・ジャンプと跳ぶのです」。

技と心理的な駆け引きを競い合う中で、必要以上に相手や記録を意識して硬くならずに、
もっと心を開いて、しなやかに向こうへ向こうへと自分を跳ばしてあげる。
競技の中で、自己表現としての跳躍を楽しむ心を大切に、と。

競技者としてのチャレンジする過程やストーリーを描き楽しもう。
そんなことを言っているように感じました。
一時代を成した人は、どの分野においても、その人の言葉をもっていますね。

「心に花束」は、日常のコミュニケーションでも言えること。
仕事上において、人と人との距離をはかり、言葉や気持ちを贈り届ける。
電話やメール、ブログ、そして立ち話でも、人と人とが、言葉と言葉が、
想いと想いが向き合って、さまざまな感情をやりとりしています。

あなたと私の距離をていねいに、やわらかに、ホップ・ステップ・ジャンプ。
ただ人を気づかうというよりは、自分自身が人や物事との関わりの中で
やわらかく在るために、「こころに花束」を胸に接することもその一方法と
なるのでしょう。

この話、実は以前にも違うところで書いたことがあるのですが、
久しぶりに思い出しまして。これから年末に向かって多忙を極める人も
いるのではないかと思いますが、そんなときこそ「心に花束で跳ぶ」ですね。


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携帯電話とワイン

「各地で集中取り締まり始まる」などの見出しを見ると、警察にしてみたら鮎の解禁日の様に入れ食い状態か?と思ってしまう。

早くも大勢が摘発され、警視庁だけでも夕方までに400人を越える検挙をしたらしい。

普通乗用車の行政処分は1点と反則金が6千円もする。
そこでハンズフリーイヤホンは売れているのかな?と思ったところ、やはり売れているようだ。
前年比500%以上の売れ行き

もうすぐボジョレーヌーボも解禁日、ハンズフリーイヤホンと一緒に買っても6千円前後。
何処かでセット販売しないかな、もちろんおつりは新千円札でね。


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