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行政からの電話

日頃の行政批判に苦情の電話が来たと言うのは嘘で、うれしい連絡と楽しみな連絡が来た。

ミナロが以前より2.5次産業という考え方がこれからの製造業には必要だと訴えている。
その考えの基にできあがった商品がMLFlasherだ。

横浜市の制度に研究開発等助成制度というのがあり、MLFlasherの開発を申請したところ、「MLFlasherを本制度に適用します」と電話が来た、なんと合格してしまったのだ。
これにより新商品の開発に掛かった費用を横浜市が助成してくれる。

本来2.5次産業とは、少ない開発費で、新しいアイデアのもの作りを実現させ、たくさんの新商品を世に出すためには、複数のプロが自前の設備を使って業を分担し、お互いが外注費を請求せずコストをかけない。
その代わりに商品が売れたときの利益を分配しようという考えだ。

元々それぞれが自社コストは回収することを考えていなかっただけに、今回の助成金の使い道はMLFlasherのバージョンアップ費用に充てたいと思う。

MLFlasherを推してくれた先生方に感謝いたします。


それともう一本の電話は、「関東経済産業省が横浜市の中小企業の実態を聞きたいからミナロへ訪問しても良いか?」という電話だった。
経済産業省と言ったら国の機関だ、いよいよVS 政府が始まるのか?
なんてそんな事はないですが、当局が何を考え、何を知りたくて、今後どうしようと考えているのかを聞いてみようと思う。

来社されるのは年始早々になりそうだ、今年はこれで仕事納めにしようと思う。
みなさん良いお年を。

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BtoBの次に来るもの

BtoBやBtoCについて過去にも書いてはいるが、明確な回答が見つからない。

隊長が書いたレポートの一文に「B whit B」 と書いてあった。
これは何かと訪ねたら、B to B(企業間取引)に対して、B whit B(企業間連携)だそうだ。

言葉遊びが好きな隊長は、B whit B to B (企業間連携取引)
B whit B to C(2.5次産業)などと新語を次々と考え出していた。

「じゃあミナロが目指すところは B whit B to G(企業連携行政取引)だ」というと、
「イヤ、ミナロは B whit B vs G(反政府企業連携)だね」と。

確かに行政(政府)への不満はあるが VS って・・・
まぁ直球でわかりやすいので良しとしよう。

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国の台所事情

以前に日本には約700兆円借金がある と書いたが、読売新聞にわかりやすい記事があった。

月収52万でも3分の2は消える…予算政府案で換算

月収が52万円あっても、3分の2は過去の借金の返済と仕送りに消え、毎月40万円近くを新たに借金し続ける――

と国家の財政を平均的な勤労者世帯(年収629万4000円)の毎月の家計に当てはめている。

その中で、住宅ローンを国債費、田舎への仕送りを地方交付税、台所のリフォーム費を公共事業費と言い換えているところが面白い。
だが、記事の訴えている内容は面白いととても言えない深刻な状況だ。


月収が52万円があってもまだ40万円も足りず、すでに借金の総額が7000万円を超えているという普通に考えたらありえない状況なのだ。

国の台所事情が火の車だとしても、これから先も、家庭を守り生活をしていかなければならない我々がやるべき事は何なのだろうか。


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中国海賊団

ものづくりの本音ブログさんで書かれている、「プレステ2偽造団、中国ではけ~~ん!」へトラックバック。

プレステ2が中国でコピーされていた、しかも刑務所内で組み立てられていた疑いもあるという。

一部の中国製造業にはモラルやマナー、もしかしたらルールというものも通じないのかもしれない。

また日本からの中国向け政府開発援助(ODA)が総額で3兆円を超えている、世界の工場と異名を取るまでになってもまだ援助が必要なのだろうか?
日本政府は何とかODAの見直しを進めたいようだが、中国側は戦争賠償を楯に受け入れ様とはしない。

昔のことを現代人が言い合っても正しい回答は出ない、過去の過ちはどうやってもやり直せない、その上で反省するなら、どの様にどのくらいの期間償いをするとか決めておかないと、いつまで経ってもなにをやっても叩かれる。

日中間の政府同士でこれなのだから、民間企業が進出して成功するには様々な努力が必要だろう。
なかには中国からの撤退をしなければいけない状況になり、日本国内から持っていった設備を日本へ送り返すときにはじめて多額の関税がかかる事を知り、なくなく設備まるまるを中国へ置いてきたという話も聞く。

ものづくりの本音ブログさんも訴えられているように。
NCネットワークが大きくなるにつれて、日本国内だけの課金ではやっていけない状況になるだろう、だがそこで安易に「これからは中国じゃなきゃ!」と、その気もない日本の製造業者にまで影響を及ぼすのは正しい事では無いと感じる。

町工場出身の集まりから出来たNCネットワークであれば、その痛みはよくわかっているはずなのだがいかがだろうか。

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もの作りブログ

ブログ&メルマガの項目にフラターテック池上さんのブログ「フラぶろ」をリンク追加した。

先日も記事にした福岡県久留米市の製造業の方だ。
ミナログをリンクして頂いたので、こちらからもお返し&トラックバック。

話変わって、今年はブログの年だった言われている、そして来年は企業ブログの年になるのか。
実は期待されている?約4割が「社長 Blog を読みたい」

我々の様な製造業がこの記事の対象になっているとは思わないが、ミナログからリンクしている製造業ブログの著者達が様々なアイデアを出し成功事例が沢山出てくれば、製造業にとっても立派な営業ツールになると確信している。

がんばれ製造業!!

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年金利5%以上の投資

銀行金利が0.0**%と手数料一回分にもならない低金利時代に、年利5%以上を約束する少人数私募債とどんなものなのだろうか。
先日、中小企業が資金を調達する手段、少人数私募債についてセミナーを聞いてきた。

中小企業が資金を調達するときは銀行から借りるのが一般的だろう。
担保や保証人を立て、審査に通れば融資が受けられる、このことは間接金融と言う。

だが最近では、平成5年度の商法改正以降、中小企業が投資家から直接融資(投資)を受けられる仕組みがやりやすくなっている。
企業と投資かがダイレクトにやりとりすることを直接金融と言う。

直接金融を具体的に言うと、社債の発行をすることである。

社債とは会社が発行する債券であり、大手企業が資金調達の為に公募している新聞広告をよく見かける。
国が発行すれば国債と言い、反対にもっとも小さい規模で発行するのが私募債である。

そしてこの私募債を発行する企業がつける利子が5%以上もあるという。

企業側と投資家のそれぞれのメリットは何だろうか、これから数回に分けて書いていきたいと思う。


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お詫び

先週末にミナロより送られた内容不明のメールに対するお詫びと反省です。

12/11の午後にミナロより内容不明のメールが送られた件について。

ミナロのパソコンで管理しているメールアドレス帳の一部へ、宛先が複数設定されたメールが配信されてしまいました。
BCCの設定では無かったため、着信された方へは他の方のメールアドレスが見えてしまう状態でした。

この事についてお詫び申し上げます。関係者様へ大変申し訳ありませんでした。

原因、対策
テスト用IDだけに一斉配信を試みるつもりでしたが、メールソフトの設定に落ち度があり、別管理しているアドレスにも送られてしまいました。

今後は操作方法に十分気を遣い、アドレス帳は別メディアに保存するなどの対策をします。


反省を踏まえ
しばらくの間、ミナロからの宣伝、広報活動を控えたいと思います。
内容はオンラインショップからのDM、ミナロメルマガ、当ブログからのリンク、これらを停止いたします。
期間は1ヶ月間、売り上げ損失は予想で50万円、役員報酬を10%カットします。


なお、本ブログに書かれている内容はご迷惑をおかけした方々への自主的なお詫びと反省であり、外的圧力や法的な処置に基づくものではありません。
現在メールアドレスが公開された為の損害や不利益を被った報告はありません。

(有)ミナロ 取締役社長 緑川賢司

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国内初ケミカルウッド専門店

国内初であろう、ケミカルウッド専門のネットショップを立ち上げた。

ケミカルウッド壱番店では、ミナロが治具やモデル製作で使っているケミカルウッドをネットで販売する。
ケミカルウッドの種類や特徴はそちらの方に詳細が書いてあるので割愛する。

ここを読んでおられる皆さんにとっては、ケミカルウッドの特徴より、このネットショップの生いたちの方に興味があると思うのでそちらを書いてみる。

一般的にケミカルウッドを買うには、定尺(材料の元寸法、1500x500x50mmもある)のまま買ってこなければならない。
製作物の大きさによっては当然あまることになる。

余った分は在庫として次回使えれば良いのだが、ちょうど良い注文がいつ来るかわからないし、置いておく場所を確保するのも大変だ。
結局出番が無く使われなくなった端材達は年末の大掃除で捨てることになる、しかも産業廃棄物だ、捨てるのにお金を取られる。

そこで、折角カットされた材料があるのだから、ネットで小口販売をしてみようと思いついた。
もし売れれば、今までお金を払って捨てていた端材がお金を生むことになる
マイナスからプラスへ転換できるのだ。

ミナロになって、ケミカルウッドのホームページを作ったところ、予想以上に引き合いがあった、右肩上がりで売り上げが伸びている。
ケミカルウッドのような素材を少量だけ欲しいという方はやはり居たのだ。
今では仕事で使った残りをカットするだけでは足りないほど注文が来ている。

ミナロへ卸してくれる方も黙っていない。
今まではBtoBでしか売れなかった材料が、小口で売る販路を確立したのだから当然消費量も増える、「特別価格でミナロへ卸すので優先的に注文を下さい」と言うのだ。

そこで本格的なオンラインショップを公開することに踏み切った、今までのサイトは自分で言うのも何だが、決して買い安い作りではなかったし、デザインなんて無視していた。

今回、ケミカルウッド専門店のネットショップを立ち上げたことにより、はじめてケミカルウッドと言う言葉を聞いた方にも取っ付きやすく注文しやすい体制が出来たと思う。

今後はケミカルウッドの認知度を上げる事に知恵を出したいと思う。

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九州⇔横浜 1250km

九州福岡の製造業の方からメールを頂いた。
(了承をもらえたので社名を公開します)

メールの送り主は、福岡県久留米市で機械製作をなさっているフラターテックの池上さん

このブログをネットサーフィン中に見つけ、ミナロサイトに書いてある文を読み「会社の立ち上げから、考え、ガンダムまで同じ製造業として、とても嬉しかったです。」とメールを頂いた。
みどりかわより若い方で、やはり子供の頃に見ていたガンダムに興味を持って頂けたようだ。

リンクの依頼を頂いたので、相互にリンクさせていただくことにした。

このフラターテックさんのサイトは非常にコンテンツが充実しているし、見た目も良い。
今までに作られた機械装置の写真が沢山載っているページを見ると、どんな動きをするのだろう?とか、どんな設計になっているんだろう?とモノづくり魂がうずく(笑

自慢じゃないが、みどりかわは九州へ行った事がない。
それでもこの方で3人目の九州繋がりがネットから持てた。

ミナロのメルマガを読んでおられてGREE繋がりの、イーデザインショップのモロさん
現在、恩師から営業譲渡を受けた会社の再生に本気で必死で取り組んでおられる、鍛冶屋の息子さんだ。

みなさんまだ一度もあった事は無いが、九州と聞くとこの方達を思い出す。
ネットでは距離を感じない、これからも身近な心の励みとしてお互いが成長する事を望みたい。


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カミングアウトなのか?

最近「実はゲーマーなんです」と言う人が周りに増えた。

みどりかわを知っている方は、なにを今更と言うかもしれないが、根っからのゲーマーだ。

ゲーマーのにおいがするのだろうか、それともたまたまか、似たようなことにAB型はAB型のにおいが感じとれると聞いたことがある、AB型の著者にはゲーマーもAB型の人も何となくわかる気がする。

今やっているのはUO(ウルティマオンライン)だ。
1997年に発売されてから、すでに7年もやっている。

その間多少ほったらかしの期間もあったが、7年もやっていて飽きないのは、MMORPGだからだ。
ゲームオーバーやクリアーと言った「終わり」がなく、仮想社会において生活をし財産を築く。

ゲーム内で「できる」事が非常に豊富で、さらにシステムやゲームバランスのリニューアルが頻繁な事で、まさに「終わり」が無い状況だ。

最近新作が発売されたドラクエにしろ、FFにしろ、必ずエンディングがある。
ある意味安心してプレイできる。

しかしこのUOに至っては、この先いつまでやることになるのか・・・


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技術連携コンソーシアム

昨日はヨコハマ技術連携コンソーシアムに参加した。
今回は、山梨大学の先生方による講演が主体だった。

(1)新デバイス「弾性表面波集積素子による通信、光制御デバイス」          
山梨大学電気電子システム工学科 助教授 垣尾 省司 氏 
温度係数0の表面弾性波素子。光通信デバイスの広域化、音響工学によるファイバー光変調の集積デバイス、光マトリックススイッチ、光距離計などの各種の応用が期待される。

(2)ユビキタス「血液検査もユビキタス」          
山梨大学総合分析センター 助教授 寺田 伸幸 氏  
樹脂材料、レーザ加工、ラミネート技術を組み合わせたマイクロ流路形成技術(μ-TAS)を開発。これによる三叉マイクロ流路では血球を一個づつ流すことにも成功。いつでもどこでも、正確迅速な血液のユビキタス検査システムの紹介。

(3)最近の大学研究「山梨大学技術シーズ集の一言紹介」         
山梨大学知的財産本部 ディレクター 田中 正男 氏

(4)新材料「電圧をかけると動き出す不思議な導電性高分子」          
山梨大学応用化学科 助教授 奥崎 秀典 氏    
導電性高分子ポリピロールのフィルムが数ボルトの電圧印加により空気中で運動する現象を新発見。しなやかに動くソフトなロボットやアクチュエータ、人工筋肉材料への応用などが期待される。

(5)バイオ「生体高分子複合体の切断に画期的なレーザースプレー」          
山梨大学クリーンエネルギー研究センター 教授 平岡 賢三 氏  
生体高分子の分離切断に画期的なレーザースプレーを開発。遺伝子とタンパク質の分離や生体反応の追跡、血液や尿の高速スクリーニング、病気診断、水質検査への応用などバイオツール先端技術を紹介します。  


といったテーマの講演だった。

中でも奥崎先生の「電圧をかけると動き出す不思議な導電性高分子」にはとても興味を持った。
無機物であるはずの素材がある条件を満たすと、あたかも思考があるかのような振る舞いをする、これを利用した人工筋肉を使い、パワードスーツを試作している写真をみせて頂いた。
アシスト量は1.5倍だそうだ。
人間が10kgfの力を出すと、パワードスーツにより15kgfの力にしてくれるという。

映画エイリアン2に出てきたパワーローダーを想像する人も多いだろう。

将来ロボットの分野に行きたいミナロとしては今後の動向に注目したい。


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