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【ブログ討論会】
サービスロボット市場は、なぜ一向に立ち上がらない?

日刊工業新聞社からのブログ討論会の依頼です。

前回のブログ討論会「その設計じゃ高くつくよ」では、製造業の中から現場加工者や設計者の方々より沢山のご意見を頂きました。
ブログと出版物を結びつけるとても良い事例が出来たと思っています。ありがとうございました。

そこで今回のテーマは『サービスロボット市場は、なぜ一向に立ち上がらない?』についてです。


依頼者である機械設計編集部 今堀氏のメールを紹介します。


●討論会題目
『サービスロボット市場は、なぜ一向に立ち上がらない?』
同じ技術者として、ロボット開発に思うこと。あれこれ。

日本ロボット工業会の予測によると、「公共分野」「医療・福祉」「生活分野」など非産業分野におけるロボット市場は2010年に2兆円、2025年には6兆円の規模が見込まれています。
しかし、2010年まであと4年に迫っているにもかかわらず、これらの分野でロボット市場が立ち上がる気配がありません...。
その原因は、一体どこにあるのか?(ここでは、工業会の丼勘定はひとまず脇に置いて下さい)

まず、1つの考えを投げかけさせていただきます。
わが国でロボット開発に従事する人の99%はロボット好きと言われています。
「アトムが好き」「ガンダムが好き」・・・といった具合に。ヒューマノイドを作っている人はみんなアトムが好きですし、トヨタの搭乗型ロボット「iFoot」は、いわゆるガンダム世代と言われる人がどうしても作りたいと言い出し、開発しちゃったようです。

確かに、研究に従事する者にとって、好きであることは非常に良いことです。
いずれのロボットも艱難辛苦の末のもので、好きだからこそ開発できたと言えます。ところが、その好きの度合いが強いために、研究成果を現実の社会に還元していくという意識が低く、自分のフィールドで心地よく開発しているように感じられます。

また、将来ユーザーになる方も、新しいロボットを目にすると、すぐに映画やアニメなどの世界と関連づけて捉え、心地よい夢に浸っているように思われます。

その結果、どのようにして自分たちの社会、生活に迎え入れていくのかを考えない状態になっています。
「鉄腕アトムはいつできますか?」という質問がよくなされるのは、その典型でしょう。

したがって、生活分野でロボット市場を立ち上げるには、まず、上記のような心地よさから脱することではないと思います。そして、ロボット技術を暮らしに適用するための方策を、技術者・ユーザーともども考えていくべきでしょう。

本来、どの技術や製品でも、こうしたことを意識して開発されているはずで、これまでのロボット研究は、あるべき開発の姿から逸脱していただけなのかもしれない、と思ってしまいます。

同じ技術や開発に関わる者として、期待は大きいが、一向に市場にならないロボット産業に対して、思うところを述べて下さい。こんなロボットは使えないやろう!と、つい思ってしまったことでも構いません。


神奈川県ではレスキューロボをはじめ、ロボットに対して積極的な取り組んでいらっしゃいます。
今年の秋には、ロボットをテーマにしたイベントを開催されるそうです。
すでに、昨年には以下のようなイベントを開催されています。
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/keihin/roboldk/
家庭用ロボットの市場は、神奈川県のほか、九州、大阪など地方から立ち上がり、適用できる分野、用途などがある程度コンクリートされた後に、大手企業が進出すると思われます。
地元住民を巻き込んだニーズの掘り起こしは、やはり自治体と一体でないとできないので、各地域から、いろいろな提案がなされることを期待しています。


今回寄せていただいたご意見は「機械設計」誌の別冊号として「ロボット」をテーマにした媒体に掲載の予定をしております(発行日は3月31日予定)



とのことです、そこで皆さんにはロボットに対しての期待、または現実は・・・、などを聞かせていただければと思います。


ニーズとシーズ(技術の種)、よく言われることですが、ニーズの無い商品は売れない と。
しかしシーズが無ければモノは出来上がらない、またはよりよく改良されていきません。

製造現場にたずさわる人の殆どが、ニーズを意識したモノづくりは出来ていません。
注文があるから作る、または暇な時間を利用して趣味での工作や道具の手入れなど。

現場はすべてがシーズ中心で動いています。
ロボット製作現場も多分同様かと。

シーズとニーズを結びつけるプロデューサーが居れば話は早いかも知れません。
しかし、ロボット技術を知り、流行も読め、商売として成り立たせる人材はそう多くは無いでしょう。
昨今の製造業軽視の世の中では、優秀な頭脳も集まりません。

このまま誰の力でもなく自然発生的に、シーズがニーズを引きつけることが出来るか?

産業用ロボット以外のロボット達は、まだまだホビーやアミューズメントに寄った使われかたです。
シーズ+ホビー+αが見つかればサービスロボットが本来期待される使われかたになるのではないでしょうか。

+αが何か?

例えば、ダイナマイザーがペットを救出!とか、ランドウォーカーが人命救助! と言ったマグレ的な要素もその一つだと考えます。

また、理論はあるものの現在では発見されていない素粒子、又は人類が使いこなせない力が+αの部分に入るとすれば、足場に影響を受けない災害救助ロボや、エネルギー補給を必要としないホームヘルパーロボが登場するでしょう。

いずれにしろ+αの部分をいち早く見つけられたところが、サービスロボット市場のイニシアチブを取れるのでは無いでしょうか。


今回は製造業に限らず、ニーズを探す意味を含めて広く意見を頂きたいと思います。
●こんな技術的な問題があるぞ!
●ロボットにしてもらいたいサービスは?
●これさえ解消すればこんなロボットができる!
等々。

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やっぱ作りたいのはガンダムだよね

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コメント

こんにちは!
ロボットというと、どうしても人型のものを思い浮かべそうですが、もっと人間を補助する機械のようなものがあっても良さそうですね。
例えば、足の動かない人の足にはめて、脳から出る命令を受けてきちんと二足歩行が出来るといったような。
言葉を発することの出来ない障害者や、重病人などの脳波を読み取って音声にしたり文字にしてくれるロボットなどがあると嬉しいです。(^○^)
趣味や癒し系のものは、その後で良いのではないでしょうか?
コミュニケーションそのものをロボットと行うようなものでなく、人と人とが豊かなコミュニケーションが出来、安全に暮らせるための補助的な役割を担って欲しいな、と思うのは私だけでしょうか?
技術的なことはわかりませんので、的はずれなことを言っていたらすみません。

▲コメント投稿者: 益田@聞こえないけど、それなりに・・・ (Jan 27, 2006, 7:38:09 PM)

緑川様。うちは諸般の事情により、
トラックバックを禁止にしてますので、
ダブル投稿になっちゃいますが、すみません、
ロボコン部品ガイドの執筆に関し、ご協力ありがとうございました。
お陰さまで、部品ガイドと言う概念から一歩出て、
素材としての樹脂の紹介というカテゴリを確立できたと思います。

ROBO-ONEとはROBO-ONE委員会代表の西村さんが、
常におっしゃっているのですが、
競技ではなく、あくまでエンターティメントという事です。
私が思うに、かなりハイテクなエンターティメントですね。

今や文化に育ったと言っても良いと思うのですが、
このような文化が生まれた背景には
勿論ROBO-ONE委員会を始め黎明期に参加された
古参の、開発者の皆さんの努力があったからだと思います。

更に言うと、日本の世相の映し鏡とも言える秋葉原や日本橋
(現在の萌えも含む)という特殊なハイテク市場が、
戦後60年近くプロ・アマチュアに別け隔てなく継続して存続し、
様々な電子部品を供給し続けて来た事も大きいでしょうね。

ROBO-ONEにより、日本では暫く無かった、アマチュア発の
イノベーションが起きている気がします。
戦後の焼け野原で始まった、Uコンやラジコンの黎明期や、
DOSV以来久々のことではないでしょうかね。

ROBO-ONEの楽しみ方重要な要素ととして、ギャグ、遊び心を楽しむという事も
重要です。ダイナマイザーの場合、その製作やプログラムだけで無く、
主題歌や詩、キャラクターグッズなどメディアミックスを楽しんでいます。
ロボットにさせたスキーもその一貫です。

2足歩行ロボットの自主制作は、かなりハードルが高いと思いますが、
技術屋にとり、既製品では決して味わえない
大きな喜びと達成感を体験できます。
これは日本に生まれたホビーィストならではの醍醐味だと思っています。

私が抱く理想のロボットはアトムではありません。
ロボットの分際で人に哲学的な意見をするなんて
持っての他だと考えています。但し判断能力が低下している場合、例えば
ボケはいってきた場合などのアドバイスや護衛行動は必要ですね。

そういう意味でHINOKIOは私の理想のROBOT像に近いです。
例えば買い物に行くのは勿論、ちょっと危険なところに探検に行くとか
考えるだけでもわくわくします。

話は変りますが、
HINOKIOのDVDにダイナマイザーもちょこっと出てるらしいです。
本編ではないですが。今日次男を買いに走らせています。HINOKIOが
いれば、買いに行かせるんだろうなぁ。

▲コメント投稿者: とみい (Jan 28, 2006, 7:52:46 AM)

技術面にまるで知識がないので、ニーズやウォンツ面から素直に発想できるのではと、前向きに妄想してみました。

少子化が進む中、経済的な問題や女性の仕事と育児の両立の負担などがよくとりあげられています。
実際、仕事を持つ女性がこのままでは子供をもったり、結婚自体も選択肢からはずしてしまいそうな現実。そこで、こんなロボットがあったら、結婚も子育ても負担にならないのではという未来を考えてみました。

家事代行ロボット・・・創意工夫がいらないうようなルーティンワークを代行してくれる。
安全確認ロボット・・・犯罪者から子供を守る
生き字引ロボット・・・忘れ去られてしまいそうな常識やしつけや生活の知恵を親子で教わる
家庭教師ロボット・・・学力低下防止に。

これ、まるでドラえもんですね。。。笑

▲コメント投稿者: emiemi (Jan 28, 2006, 7:37:56 PM)

益田さん、一番にコメント頂きました。
人間同士を取りもつ補助にロボットですね、なるほどそう言う事もアリでしょう。
ありがとうございます。


とみいさん曰く、ROBO-ONEはDOSV以来の文化に近いモノがあると。
確かに専門性、マニア性、おたく性が強い。
これが将来、痴呆や護衛に役立てると良いです。
HINOKIOの世界は益田さんの言われている、障害者や、重病人の代理として行動範囲を広められる可能性がありますね。
ダイナマイザーますますの発展を期待しております。


emiemiさんらしいニーズですね。
少子化が進めば、きっと未来はこんな感じになっているのでは無いでしょうか。
しかしドラえもんのカタチは出来ても四次元ポットは無理かな~


▲コメント投稿者: みどりかわ@ミナロ (Jan 29, 2006, 7:03:08 PM)

極論すればやはりニーズが無いために市場が広がらないのでしょう。いまあるニーズは介護やレスキューなどの人の助けになる大切な、だけども小規模なもの。大きな企業にとってはうま味がないからだと。

大きなニーズがあるとすれば、歓迎出来ないことだけれども軍需産業なんじゃ無いでしょうか?
日本に於いてはあまりリアリティーがないけれども、アメリカあたりでは軍がロボット開発にかなり躍起になっているようですね。
無人飛行機や無人自動車のたぐいでヒューマノイドではないけれども。
自国の兵士の命を助ける為に。これも人の助けになるロボットとよんでいいのか?

悲しいかな、技術の進歩は戦争で飛躍的に加速するのは事実でしょう。飛行機然りロケット然り。
日本の技術で「高性能殺人ロボット」を作ったら飛ぶように売れて市場規模が一気に拡大しちゃうんじゃないかと。
そんなもの絶対に作りたくないけれど。

ガンダ○だってアニメとして見ているぶんには夢があるけれど、現実に存在していたら間違いなく兵器だし。人殺しの道具なんだよなぁ。

技術は諸刃の刃。
それでもやっぱり明るい未来を作るための製品としてロボットには育って欲しいです。
どこにそのニーズがあるのかわからないけど。
理想論だと言われようが、偽善だと言われようが。

なんて事をヤマ○の無人ヘリ輸出のニュースを見て思いました。

▲コメント投稿者: ダース=トリオムーン@ミナロ (Jan 29, 2006, 9:08:19 PM)

はじめまして。ロボット教育とロボット研究に取り組んでいる工業高校の教員です。おもしろそうなので参加させていただきます。

まず、サービスロボットとは何かという範囲を決めておく必要があると思いますが、多くの家庭にロボットが入るには、それを購入することによって、相当のメリットがなければいならないでしょう。あってもなくてもよい仕事のために数十万円を出す人はほとんどいないでしょうから。洗濯機も掃除機も食器洗い機も見方によっては単機能のロボットですから、すでに人間が楽になるためのものは家電製品にほとんど入っていると思います。人間の生活をもっと豊かにするために、どんな機能が必要かを考えたロボットが登場する必要があるでしょう。

介護や災害救助などのロボットも期待されてはいますが、ロボット市場をにぎわすにはまだ相当時間がかかりそうです。また、優れたものが登場しても、一家に一台というような広がりはないでしょうから、市場としてはそれほど大きくはならないでしょう。

自動車産業がそれに関連するばねや軸受など、さまざまな機械要素や電気部品を取り込んでいて、
それに関連する企業を数多く抱えているように、ロボットに不可欠な機械要素や電気部品などが出て、裾野が広がれば、ロボット市場というようなものも生まれてくるかもしれません。また、将来的には、人間と接するようなロボットは、より柔らかくソフトな材料になってくるでしょうから、機械や電気以外の分野からの新規参入により、市場が活性化する可能性もあります。私が注目しているのは人工筋肉の分野です。

いずれにしろ、ロボットに将来性を感じる人が多く集まっている時代なので、ここ数年でどのようなものが登場してくるかが楽しみです。

「機械設計」でのロボット特集、楽しみにしております。(私事ですが、現在、日刊工業新聞社から機械関係の書籍を出版する準備中で、今日も編集者との打ち合わせがありました)

それと、こちらのグループは、TVチャンピオンコロコロからくり装置王に出場されていたと思います。私がメンバーになっているみなとものづくりルネッサンスも前回出場しました。

それでは、今後ともどうぞよろしくお願いします。

▲コメント投稿者: KADOTA (Jan 30, 2006, 8:43:03 PM)

KADOTAさん、コメントありがとうございます。

サービスロボット分野で、はたして利益が出るかどうかですね。
企業が作る以上、利益がなければやっていけません、するとコストの問題があり普及しません。
これを解消する方法はないモノかと常日頃考えております。

人工筋肉には興味があります。
最先端はどこまで進んでいるのでしょうか。

ニーズが産まれてくるかどうかは別にして、技術は進歩します、KADOTAさんと同じようにどんなロボットが登場するのか楽しみです。

みなとものづくりルネッサンスは、ねじ屋さんのいらっしゃる所ですね。
良くコメントいただいております。

日刊工業新聞社の繋がりも期待しております。

こちらこそ今後とも宜しくお願いいたします。

▲コメント投稿者: みどりかわ@ミナロ (Jan 31, 2006, 9:00:21 AM)

緑川さん
こんにちは、KADOTAです。お返事ありがとうございました。鳥取のyotchさん経由で紹介していただきました。ねじ屋さんも来られるのですね。いつもお世話になっています。私、職場は東京都港区ですが、自宅は港南区です。幸浦ということは税務署があるところのシーサードラインの海側ですね。来月あたり確定申告に出向きますので、ご都合がつけば立ち寄らせていただきたいと思います。。

▲コメント投稿者: KADOTA (Jan 31, 2006, 9:38:06 AM)

KADOTAさん、港南区なら近いですね。
是非いらしてください。お待ちしております。

▲コメント投稿者: みどりかわ@ミナロ (Jan 31, 2006, 10:29:01 AM)

サービスロボットとの討論会とは、凄いですね!
我々、板金屋は、あまり夢のような未来を語る人は、
いません。だから今回のコロコロは、かなりの冒険的
試みだと思います。(やればできる!!)
基本的な考えは、ダースさんと同じです。
軍事兵器的なものや、麻薬的なもののように、高利益
なものなら、すぐに市場が出来るとおもいます。
しかし、日本では?
難しいことは、よく解らないので、欲しいものを。
・ごみ分別ロボット
・マッサージロボット(美形)
ん~
意外と難しい!
また、考えてみます。酒を飲みながら?
 

▲コメント投稿者: ろうそくおやじ (Feb 1, 2006, 12:52:18 AM)

ろうそくおやじさん、コメントありがとうございます。
冒険的なモノづくり、イイじゃないですか~

・マッサージロボット(美形) これは賛成(笑
してどの様なマッサージがお好みですか?

▲コメント投稿者: みどりかわ@ミナロ (Feb 1, 2006, 8:50:47 AM)

え~?
笑われると思いますが、
癒し系、アロママッサージがいいです。
しまった!!
まじめな討論会ぶち壊し!!
反省

▲コメント投稿者: ろうそくおやじ (Feb 1, 2006, 11:56:57 AM)

ろうそくおやじさん、意外と普通のコメントで助かりました。(笑

▲コメント投稿者: みどりかわ@ミナロ (Feb 2, 2006, 8:20:56 AM)

緑川さん、
巧美と台湾にROBO-ONEの
テクニカルカンファレンスとデモ
に行って来ました。台湾の方々にとり
始めて見る、ダイナマイザーは
新鮮だったようで、多くのTV局や
新聞に向け、記者会見を行いました。
あくまでもエンターテーメントなんですが、
大変多くの家族、そして大学の先生達や、
学生など熱心に見学して頂きました。
私がROBO-ONEに挑む最大の目的は、
子育て・教育です。自分の子供を実験台に
している気もしますが、闇雲に塾だけに通わせて
歪な人間になるよりはマシと思っています。

さて、サービスロボットですが、
緑川さんも紹介している神奈川県の
第二回ロボLDKで、スギウラブラザーズ
(うちの長男次男のユニット)が
近未来のサービスロボットのあり方を
示唆するパフォーマンスを行い、
総合優勝しています。
彼らのブログにその様子の動画が
紹介されていますので是非ご覧下さい。

http://blogs.yahoo.co.jp/sugiura0827/folder/1001467.html

▲コメント投稿者: とみい(杉浦) (Feb 2, 2006, 11:08:11 AM)

とみいさん、ブログで読んでいました。
台湾でも大人気ですか。
ROBO-ONEを通じての教育はイイと思います。
自分が子供の頃にROBO-ONEがあったら、間違いなくはまっていたでしょうし。

スギウラブラザーズも大活躍ですね、今後も益々期待しています。

▲コメント投稿者: みどりかわ@ミナロ (Feb 2, 2006, 1:04:29 PM)

ミナロさん、ご無沙汰しております。
先日、。「サービスロボット市場は、なぜ一向に立ち上がらない?」のお題を頂いているにも関わらず、コメントそしてTBが出来ていませんでした。
明日、時間が出来そうですので、お題に答えるべくTBをしたいと思います。遅くなって申し訳ありません。しばしお待ちを・・・・・・・・・・・・

▲コメント投稿者: メッキ屋たくお (Feb 5, 2006, 12:22:27 AM)

こんにちは!ご無沙汰しております。
ウチのブログでも 記事を書いたのですが、TBうまくいきません(変なTBデータ送信されてちゃったら すみませんm(_ _)

▲コメント投稿者: 鶴城屋 (Feb 5, 2006, 10:51:25 PM)

メッキ屋たくおさん、鶴城屋さん、記事見せていただきました。
ありがとうございます。
後ほどコメントつけに伺います。

▲コメント投稿者: みどりかわ@ミナロ (Feb 6, 2006, 8:54:29 AM)

皆様、はじめまして、アールティの中川と申します。
ロボット教室などを運営する会社を経営しております。
ロボLDKの話題をだしていただきましてまことに
ありがとうございます。
実はロボLDKの実行委員長でもあり、ROBO-ONE
設立を陰ながら支えた一人でもあります。
#ミナロのサカベさまから呼ばれました。

「サービスロボット市場は、なぜ一向に立ち上がらない?」
まことにもって深いお題です。

いろいろやってますと、立場考えてしまうのですが
あくまでも私見としてコメントさせてください。
#私の立場で言っていいのかどうか迷いますし、
 何かに載るということでもあるのでブログへのコメント
 というだけで、できれば載せないでくださいませ。

この20年、ロボットで進んだ技術はネットワークと
CPUやその周辺機器の性能と言っても過言ではなく、
モータや機構はそう変わりないのです。
いまだに重用されるハーモニックドライブさえ特許が
きれるほど長い期間愛されています。

今後の15年でキーとなる技術をあえてあげるなら、
「音声・音響認識」「人工知能」「電池(モバイル性)」
「ナノテク」でしょう。
そして、これらが今はない技術なので浸透しないと思って
います。

昔も今と同様にPCはなぜ一向にビジネスにならないか?
という話があり、当時小学6年生だった私もプログラマー
10万人計画の記事には子供ながらすごい世界がくるものだ
と思ったものです。(当時の愛機はPC8001MkIIでした)
しかし、今から見れば、何に使えるのかわからなかった
PCもいまや必須の道具です。

キーとなる技術を支えられるはずの有能なプログラマの
多くの所属は今はゲーム屋さんです。
そしてこれからの15年は、ものづくりの現場も変わる
15年だと思われます。

今はまだ、あげさせていただいたこれからの技術は
ばらばらのジグソーパズルのピースの状態。
誰にも全体図は見えていません。
また、マーケットというものは鳥瞰図のように見える
ものでもなく、作っていくということもしないといけない
のではないでしょうか。
ブログを書いてる皆さんが2足歩行ロボットを見て、
買いたい、買ったという人が何人いるでしょうか?
まずはほしいと思える商品も作らないと…。
それが私にとってのKHR-1(人型ロボットキット)でした。
#実はこれの開発にもかかわってるんですよ。(^^;

技術自体は、最初は、ロボットテクノロジーを応用した
機器から始まって、深いお題を考えてくださる皆様にピースを
はめていただき、支えられて発達してくるのでしょう。

今はITデバイドですが、そのうちものづくりデバイドに
なることを期待して、はやくバーチャルとリアルの融合
が見えるようになってほしい今日この頃です。
#もう始まってはいるけれど…。

ともかくも、とりあえず、買って「使えねー」と押入れ行きを考える前に
「この使えねー!を使えるにするのがビジネスチャンス!」
と思ってくれるとよいかなと思います。

▲コメント投稿者: 中川友紀子 (Feb 12, 2006, 6:26:36 PM)

中川友紀子さん、貴重なご意見ありがとうございます。

>できれば載せないでくださいませ。

非常にもったいないです。
日刊工業新聞社の記者のかたの考えにもよりますが、これだけの良いコメントをココだけにするのはもったいないです。

>「この使えねー!を使えるにするのがビジネスチャンス!」

まさにそうですね。同意です。
機会があればあってお話をさせてください。
今後とも宜しくお願いいたします。

▲コメント投稿者: みどりかわ@ミナロ (Feb 13, 2006, 9:27:15 PM)

みどりかわさま

多分、機械設計だとロボLDKのほうで私のインタビュー記事が載るのではないかと思います。
お正月に取材がありましたので。
#もちろん、ロボLDKの話しかしていませんが。

私はどちらかというと与太話しかしてませんし、時代は変わっていくので、私にも見えてないものがたくさんあるわけで、予測がどのくらい正しいかは漠然としています。

その意味では、こんなこと考えてるやつもいるんだ、くらいの話のネタの提供とさせていただければ幸いです。

よろしくおねがいします。

▲コメント投稿者: 中川友紀子 (Feb 16, 2006, 7:06:45 PM)

中川友紀子さん、了解です。
記者の方が編集に入ったそうです。

ところでロボットスクール、興味があります。
機会があれば受講したいと思います。

▲コメント投稿者: みどりかわ@ミナロ (Feb 16, 2006, 8:05:46 PM)

みどりかわさま

ロボットスクール、ぜひどうぞ。
お待ちしております。

▲コメント投稿者: 中川友紀子 (Feb 17, 2006, 10:40:47 AM)