●夢と感謝の気持ち
ライターはダース=トリオムーン@ミナロです。
●夢と感謝の気持ち-本田宗一郎ネタその2
先ずおことわりして置きたいのは今回もうろ覚えネタなので
ディテールがいい加減な点。多分に錯誤、脚色が入ってます。
(多分次回も。って言うか私の記事はぜんぶか。)
横浜、わざ・ものニュースさんフォローよろしく。
ネタ元は第二期ホンダF1初代監督の後藤さんの
本だかTVインタビューだったかな?
ホンダF1が初めてシリーズタイトルを獲得した年の事。
もう最高顧問になり現場からは完全に離れていた本田宗一郎さんが
サーキットに足を運ぶと何故かそのレースはホンダが勝てない。
本人も多少すねてもうサーキットに行かないと言い出したとか。
はたしてその年の最終戦鈴鹿GPも表彰台にはホンダは無し。
(ああっ、あの年ね。多分。)
そしてその日の夜。最高顧問も臨席するF1スタッフの慰労会。
ホンダの社員にとっては本田宗一郎最高顧問は天上人。
その最高顧問の前でまたしても優勝を逃したスタッフ。
優勝していれば祝勝会ともなり盛り上がっただろう宴席も
ワールドチャンピオンのタイトルを獲ったとは言えども
最高顧問は怒っているのでは?との不安が心のどこかにあり
スタッフの気持ちはいまひとつ盛り上がらない。
そんな重苦しい雰囲気で始まった宴席で
ついに最高顧問のお言葉を頂戴する時が…。
本田宗一郎さんは自分の座っている上座(当然最高顧問だから。)
からすくっと立ち上がり下座へ歩いて行った。
そしてそこに正座をしてスタッフ達に向かって
「皆様の努力のおかげでやっと私の長年の夢が叶いました。
どうもありがとうございます。」
と言って深々と頭を下げたのだとか。最高顧問が社員に!
そしてスタッフはその姿に感動して皆男泣きに泣いたとか。
私も不覚にもこの話を聞いたときには…。
「世界一の車を作る=F1のワールドチャンピオンタイトルを獲る」
本田宗一郎はその夢の為だけに頑張って来たと言える。
そして自分自身(の現役当時)では叶えられなかった夢。
その夢を叶えてくれたスタッフに素直に感謝して頭を下げられる。
どんなに偉くなっても夢の前ではみな対等。最高顧問の為に会社の為に
金の為に働け!では無くて自分の為。自分の夢の為に。
(「自分の為に働け」は本田宗一郎さんが社員に言った言葉なんだけど
その事に関してはまた別の機会に。)
そして全てのヒト・モノ・コトに感謝する気持ちを忘れない。
-POWER OF DREAM-
ホンダのコピーなのだがもはや世界的な規模の大企業になって
しまった今のHONDAの社員のどれだけが理解しているんだろう。
たぶんあいつは理解していないな。
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コメント
朝から泣けるお話でした!
かっこいい男だね!
▲コメント投稿者: すぎもと@ミナロ (May 4, 2006, 8:40:38 AM)
良い話だなあ、、、私もちょっときてしまいました。
最後の一行、なにかあったんですね。
▲コメント投稿者: 「社長の成功日記」吉田和彦 (May 4, 2006, 11:04:54 AM)
はじめまして。
吉田社長のところから参りました。
タロット占いラーヤと申します。
良いお話をありがとうございました。
夢を共有できている社員とトップ。
そして、そのためには誰もが平等。
自分のための夢実現が、人のための夢実現でもあるなんて、すごい。
ほんとうにありがとうございます。
▲コメント投稿者: タロット占いラーヤ@社長力アップでふくまねき (May 4, 2006, 1:21:51 PM)
>どんなに偉くなっても夢の前ではみな対等。自分の為。自分の夢の為に。
以前いた会社はホンダさんとの取引がとても多いのですが、その前はプリンスとの付き合いがメインでした。その時代に作った社訓がこれです。
「誰のためでもない自分のためだ。仕事に使命感を持とう。」
ある意味にてるんです。偶然なんでしょうか。いまでもこの文言は当方の机上に張っております。
▲コメント投稿者: デハボ1000 (May 4, 2006, 10:13:39 PM)
コメントありがとうございます。
ちょっとだけ訂正
-POWER OF DREAM-は
-The Power of Dreams-
がホンダのコピーとしては正しいようです。
ま、どっちでもいいんだけどさ。
▲コメント投稿者: ダース=トリオムーン@ミナロ (May 4, 2006, 11:17:09 PM)
後藤さんがマクラーレンに仕事場を移すことを報告に行った際、「あんな小さな会社で大丈夫か?」と心配してくれたそうです。
小さい…確かにHONDAに比べればねぇ。
川本信彦4代目社長のアイルトン・セナにかけた言葉もええよ。
>「オマエだけ辛い思いをさせて悪かった。もう一度、一緒にやり直そう」。
http://www.auto-g.jp/carlife/honda_unknown_episode/04/index.html
ライセンス剥奪問題でFIAと対立し、孤立化していたセナへのメッセージ。
F1の世界では、メイドインジャパンより メイドインホンダがしっくりくるか。
いやいや、タイヤにショックアブソーバーに、ヘルメットに通信システムに、燃料に…目立たないあれこれ。
▲コメント投稿者: 横浜、わざ・ものニュース (May 5, 2006, 9:21:24 PM)