●「書く」こと「描く」こと
ライター:ダース=トリオムーン@ミナロ
物事を考えるときには「言葉」を使うのが普通だろう。
「言葉」を使わないで物事を考える事は可能なのだろうか?
試しに「言葉」を使わずに何かを考えてみて欲しい。
頭の中で「あ、違った。」とか「そうすると…」とか
「いいね。」とか「だめだ。」とか考えてはいけない。
「言葉」を一切思い浮かべてはいけない。
出来ました?
考える内容にもよるだろうけれど ほとんど無理でしょ。
「言葉」は「思考」そのものだという.
「思考」を「言葉」で論理的に出来る限り正しく表現しようとする試みが哲学という学問で。だから哲学の本は判りにくいのだとか。
まあ、哲学はさておき。
頭の中の考えを整理するときによく「書いてみる事」を勧める本や人がある。
書き出すことで「視覚的」に要点が捉えられて考えがまとめやすくなるからだ。
誰でも経験があると思う。
で、自分の場合はさらに一歩進んで「書く」と同時に「描く」ことをしている。スケッチを添えたり記号を自分なりに決めたりして書き添えるのだ。
文字の色を変えるのも良い。(某氏の三色ボールペンナントカとかね。)
「視覚的」に捉えるのであれば文字よりも絵のほうがより「視覚的」だからだ。
それに情報量が圧倒的に多くなる。(描く精度にかなり左右されるけれども。)
簡単な絵でも言葉だけで正確に他人に伝えようとするとどれだけ面倒くさいかやってみればよくわかる。
それに頭の中で考えるときにも「絵」を使っている。先ほどの「言葉」を使わないで考えるのだって「絵」で考えればかなり「言葉」を省略出来る。
(全く使わないってーのは無理だけど。赤ん坊じゃないんだから。)
モノを創るときでもそのモノが使われている姿を頭に浮かべる様にしている。
誰がいつどこでどの様に使っているのかそしてどんな表情をしているのかまで
かなり具体的に。イマジネーションをフルに使って。
するとカタチが決まってくる。
逆に「絵」が浮かばないモノは、なんだかな~なカタチになる。
要するに言いたいことは最近の脳力開発ブームじゃないけれど
「右脳」をもっと使いましょうってー事。
(右脳、左脳の話は今更いいよね?)
さてオチです。
考えるときに「掻く」のはやめましょう。思考停止状態になります。
(ちょっと判りにくい?どう某氏?)
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コメント
考えるのに貧乏ゆすりをする当方は?
さて、モノを机の上で考えるとき、私はコメントはポストイットを使い、かつ漫画(概念図です)を使ってそこにさっきのポストイットを貼って行うことが多いです。最後には、鈴なりの紙が出来るというわけ。最近はポストイットのバッタモノが100円ショップで売られてますからいいですよ。(トヨタの社内創造の実務でもこれを使うそうです。)
▲コメント投稿者: デハボ1000 (Jul 28, 2006, 11:57:05 AM)
【掻く】物の表面をこする。掻きすぎに注意。
▲コメント投稿者: かんばんや (Jul 28, 2006, 2:41:34 PM)
こんにちは~!
>「言葉」を使わないで物事を考える事は可能なのだろうか?
実は人によっては、可能なのですよ。
生まれた時から聞こえない人は、頭の中ではイメージで考えているそうです。
なにしろ寝言も手話ですから。
どちらかというと、そうしたイメージを日本語に変換していくほうが大変なようですね。
私の場合は、先に言語を獲得しましたので言葉で考えてしまいますが、最近では半分がイメージになってきています。(^O^)
▲コメント投稿者: 益田@聞こえないけど、それなりに・・・ (Jul 29, 2006, 1:54:54 PM)
こんにちは~!
>「言葉」を使わないで物事を考える事は可能なのだろうか?
頭の中で造形をする時は言葉で嗜好する方が困難ですね。イメージが先行します。
▲コメント投稿者: D.-Labo (Aug 2, 2006, 5:53:02 PM)
ゲッ!
嗜好→思考
です。
▲コメント投稿者: D.-Labo (Aug 2, 2006, 5:54:13 PM)