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■森を楽しむ人、か。

[それなら、もうできているよ」。

そう言って、物を見せたところ、相手は腰を抜かすほど驚き、ソニー社内では「機密情報が漏れたのか…」と大騒ぎになった。

あの樹研工業の松浦社長のところに、取引先のソニーの担当者が新製品(商品)の部品の注文に訪れた際の出来事。

「松浦社長にすればどうということはなく、今後の家電の流れは小型化と読んで、
あらかじめ必要になりそうな部品を作っておいただけのことだと。
ある本に載っていた話で、ご本人の著作にもエピソードとして語られているそうです。

この話に、どんなことを感じますか?
「仕事は先を読まなくちゃ」「その技術は、高品質や高機能は誰に、どこに向かう?」
あるいは「言うは易し…」などもあると思うのですが、個人的には
そのもっともっと手前の、「仕事はやっているのか? やらされているのか?」
「その仕事、その場にいる自分を、どう感じているかの延長線上にあること」
なんだな、結局は。ということです。

自分の仕事や、縁あって居る場をほんとうに面白がったり、そうしようとしている
人間には「プロデュースの才」があるのだろうと思っています。
否。「ある」というより、にじみ出る、セルフ発信してしまう。
なんつーんだろ、それを企んだり、仕掛けたり、こさえたりするのが
ワクウキしてしかたがない。という感じでしょうか。

“技術”を、すべての職業を通して習得するスキル、志向ととらえる。
それを既存の関係や工程、市場、仕事の現場の中で再編集・再構成して楽しむ。
今の時代には必要とされることだとはいえ、
やっぱり「好き」が根底にないとつらいことで、行動思考にはつながらないのでは
ないかと思います。
岡野工業の岡野社長もそうですが、こういう人たちを通して感じることは、
「ハッピー」のオーラ。仕事やお金が上手く回って、うらやましいなぁ。ではなく、
自らが選んだ仕事を通して在る時間が、うれしくてしかたがないんだな、
このオヤジら。

仕事は、相手がいて成り立っている。取引先の事業活動の中の一部分に、
自分が参加し、何かを担っている。相手との関係において、
「森の中の一本の木」に過ぎないのかもしれない。

日々の場から、木から森を見て、木と森を育てようとスイッチの入る人は、
有能うんぬんの前にハッピーな人だ。
仕事や時間を、義務や事務では過ごしていないわけだから。
大上段に構えた責任感でもないだろうし。

「好き」は、想像力と行動力の源。
自らの面白がりを、もっと開花させよ。でしょうか。

書き手は、・・・あ、めっかちゃた



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コメント

>自らが選んだ仕事を通して在る時間が、うれしくてしかたがないんだな、このオヤジら。

そうでなければ、おいしい人生にならない。そう思っています。

▲コメント投稿者: デハボ1000 (Jul 10, 2006, 10:13:04 PM)

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