全商品リサイクル
ユニクロは9月1日から、不要になったすべての製品を無料で回収しリサイクルするという。
読売新聞より ユニクロが全商品リサイクル…「サングラス」まで回収
ユニクロは9月1日から、不要になったすべての製品を全国720店舗で無料回収し、リサイクルを行う事業を始める。同社によると、全商品のリサイクルは服飾業界で初の試み。今回は1か月間回収を行い、商品の集まり具合やリサイクルの効率などを確認した上で、今後、実施回数や回収方法などを検討する。
とてもすばらしい事だ。
家電も車もリサイクル料が取られ消費者への負担が増えるなか、ユニクロがとった行動はすばらしい。
捨てるのにさえお金がかかる時代。
しかし、もう一度資源として活用できれば、その材料が必要なところにとってはとてもありがたい。
お金を出してでも買ってくれる。
つい先日聞いた話では、車の廃車でリサイクル会社へ頼んだところ、処分代を払うどころか、逆にお金をもらえたとのこと。
もっていくところさえ間違わなければ、ゴミは資源へと変わる。
材料から別のモノへと生まれ変われる。
一般家庭で出る粗大ゴミ以外は、分別する手間は掛かるモノの、お金を払うと言うことはない。
しかし会社、特に工場となると、分別をしたところでお金を払ってゴミを捨てることになる。
段ボール、紙は再生業者へ持って行けばタダで引き取ってはくれるが、それ以外は有料だ。
自宅で使っている風呂の水くみにも書いてあった。
「これは大切な資源です、ご不要の場合は当社へ送ってください」と。
ただし、送料元払いと書いてあるところが痛い。
元々500円程度の製品に送料740円も出せないと思うのは仕方ない。
多くのメーカーが責任を持って不要となった製品を回収することはムリであろう。それも無料で。
全国720店舗を誇るユニクロだからこそ出来ることだ。
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コメント
そういえば、最近、古い着物などを裁断したウエスみませんね。会社によっては洗濯し、再利用するところもありましたが・・・。
特に、特急電車の枕カバーやホテルのベッド等の白い布を切ったウエスは高かった気もします。
多分その当りも目算にいれているのかなあ。
▲コメント投稿者: デハボ1000 (Aug 24, 2006, 8:49:31 PM)
逆襲もいいけど、「逆工場」もね。
製造業には、近年、循環再生プラン・システムという考え方があります。
企業単独では、富士フィルムの「写るんです」、地域協働の取り組みなら、
北九州のエコタウンなどが知られるところだろうか。
廃棄物の再資源化は、設備やコスト面、しくみづくりなど労力と採算性を考えると、
概念が社会の実の取り組みとしてひろがっていくには、思うほど容易なことではないはず。
ユニクロのように、一企業ですべての廃棄物を一手にとなれば、より難しいことなのだろう。
とはいえ、現実、事業活動として取り組んでいる企業や地域体がある。
生産から再資源化、再生産を通して、社会の在り方を問う。
そんなことができるのも製造業の長所でもあるし、今後の使命でもあるのだと思う。
やはり、横のつながり、横断的な連携が肝ということになってくるのかもしれない。
志ある企業の想いや行いを、モノの購入やサービスの利用を通して応援する。
そんな人たちがもっと増えてくるのではないだろうか。
成熟化の中で差を感じにくければ、枝葉末節のこだわりではなく、
「企業品質」の中でモノやサービスをみる。
お客さんの視る眼だって育っている。考える、関係づくる眼をもつ。
ブランディングを、「お客様への企業の約束」と言った人がいた。
ブランディングやマーケティング、ステークホルダーなどというとき、
その企業なりの俯瞰的な想い・行いがあって、それに関心のある人たちと、
いかに長い関係をつくっていくかが、真の「企業とお客様」なのだと思います。
(ミナロの赤・黒に、企業の同一性を相手がつねに感じるようになれば、
それはそれで「企業の約束」になると思う)
企業活動の横文字言葉は、自社なりの日本語で表してみると、
考えていることの整理につながると思います。
▲コメント投稿者: Y2-ENGINE (Aug 25, 2006, 10:39:58 AM)
デハボ1000さん、ミナロでもウエスを買ってますが、ネットで探すと色々なところで売っていますね。
工業系ではミスミ、MonoTaro等々
ただ、ウエスとして使ったあとは、やはり産廃になっていまいますが・・・
モノ言う株主、Y2-ENGINEさん
戦略会議でも開きますか。
そ~ろそろ、戦略というモノが必要となる年頃ですし。
▲コメント投稿者: みどりかわ@ミナロ (Aug 25, 2006, 3:49:59 PM)