●妄想テレビ局
面白い番組がこれでもかと放送されている。放送コードなど一切の制約が存在しないのでめちゃくちゃな番組だらけだ。
しかもオンデマンドなのでいつでも見たい番組が観られる。
他局では絶対に観られない番組ばかりなので皆さんにもお勧めしたい。
そんなわけでここで紹介できない番組がほとんどなのだがその中でも比較的まともな番組もあるので少し紹介してみたいと思う。
最近のお薦めは『妄想プロジェクトX』
いろいろな商品やプロジェクトの開発秘話を現場で働く人々にスポットライトを当てて紹介する。某国営放送局の人気番組にとてもよく似た内容の番組だ。
しかし『妄想プロジェクトX』の凄いところは誰も知らない内容なのに現場の人々にインタビューが出来たり。取材が出来るところだ。
不可能は無い。いかに優秀なスタッフを揃えているかがうかがえる。
妄想テレビ局あなどりがたし。
この間観た回は「VTR戦争に勝利せよ!~βマックス抹殺計画~」
VHSとβのビデオテープ規格の主導権を争ったVHS陣営の男達の戦いを描いた作品。
番組案内を少しだけ紹介してみよう。
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「ソフトウェアを押さえた側が勝利を得る。」
その確信の下VHS陣営は企業の枠を越えて結束し
各映画会社に対しソフトの囲い込みを仕掛ける。
そう「リリースはVHSのみ」を約束させるために。
その為には手段を一切選ばない。
担当に対する賄賂は当たり前。あらゆる手を尽くす。
企業戦士たちは命を削り戦った。
その一方で別のチーム「A」がその活動を開始していた。
実はこちらが主力部隊。用意された資金のほとんどは「A」に費やされたのだ。
各陣営の特命社員がその身分を隠して集まりひとつの会社を立ち上げたのだ。
その会社とは「アダルトビデオ製作プロダクション」
アダルトビデオとビデオデッキの普及率には明らかな相関関係がある。
とある(世界的にも権威のある)経済研究機関のレポートもそれを証明している。
<アダルトコンテンツの普及=ハードの普及>は業界の常識なのだ。
アダルトビデオ業界をVHSで押さえられれば勝利は確実なのだ。
「VHSのアダルトビデオを売れ!」「売れるビデオをつくれ!」
男達は戦った。今のアダルトビデオ業界はその時の男達が創ったのだ。
そしてその戦争はVHS陣営の勝利で幕を閉じた。
男達に安息の日々が訪れた。それぞれが自分の会社に戻り
<普通の社員>の日常を取り戻した。
しかし戦士の休息はそう長くは続かない。
新たな戦争が勃発した。次世代DVD規格の主導権を巡り。
再び男達は集められた。新たな勝利を掴むために。
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結構面白かった。やるな妄想テレビ局。(紹介出来ないやつはもっと面白いのに。残念。)
また機会があれば他の番組も紹介してみようと思う。
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コメント
あの、地上デジタル対応前のカラーTVが一台あるんですが(単身赴任の時に使っていました)もし御所望なら送料貴殿負担で・・・・けど上述の様子だとひつようないかも。(笑)
▲コメント投稿者: デハボ1000 (Aug 3, 2006, 5:54:45 PM)