●「道をあけろ!」
ライター:ダース=トリオムーン@ミナロ
追い越し車線(三車線の一番右)を悠々と、後に何台も従えて走ってる車がある。
別に何処かの国の王様が護衛を従えて走っているわけではない。
前を行く車が遅すぎるから後がつっかえているのである。
以前第三京浜の追い越し車線(三車線の一番右)をバイクでちょとだけ早く走っていたら制限速度位で走るセダンに追いついた。若そうな男が運転していた。
ヘッドライトをハイにして後にくっついていたらしばら~くしてやっとどいたで、そのまま加速したところ、その車再び追い越し車線に戻りあろうことか走り過ぎようとしている私にむかってパッシングをしたではないか。
お説教スイッチ オン。
私は彼に追い越し車線上でマナーについて優しく教えてさしあげた。
二十ン年前の話だ。今はもう優しくなくなったので教えてあげたりする事もなくなったけれど。今では「勝手に走ればぁ。」とやり過ごす。
法定速度を守っていようがいまいが、「後方から速い車が来たら道を譲る。」
それが交通社会のマナー。運転中は頻繁にミラーをみて周りの状況を常に把握しておく。
そして周りの車の流れを乱さない様に気を配る。流れの「乱れ」が事故を呼ぶ。
スーパーカーがブームの頃(えらい昔じゃないの?)ドアミラーが運転席側にしか付いていない写真をみて「なんで?」って思っていた。
あとで知ったのはこういう事だった。
ヨーロッパでは「助手席側からは追い越しをしない。」と言う暗黙のルールが有るというのだ。常に運転席側(追い越し車線側ね)のほうがスピードが速い。
だから車線変更の時にはミラーのある側の後方だけを確認すればいいのである。
勿論その為には遅い車は車線の助手席側を走り、速い車が後から来たら必ず道を譲る。
と言うルールが有っての事。
本当のところは日本在住の私には判らないのではあるが。車社会の歴史の長さが伺える話である。
そして先の日本のドライバー。追いついてしまった車は道を譲ってもらえるまで待つか、左側から追い越すか判断を迫られる。(しかもイライラしつつ)
たいがいは譲ってもらえないので左から追い越す(私は譲ってもらえるまでかなり辛抱強く待つ。)ことに
なるのではあるが。これが危険なのである。
「速い流れ」と「遅い流れ」が交差する事になる。
そこに事故が起こる。「速度」そのものより「速度差」に危険がある。
「スピードを出す方が危険だ。飛ばす奴が悪い。」との指摘もあると思う。
確かに流れを無視したスピードで走るのは危険だ。でもそんな奴にはさっさと道を譲ってしまい先に行かせた方が良い。どこかず~っと先の高速コーナーで
自爆でもしてもらえばいいだろう。
「左側」から猛スピードで追い越されて「なんて危ない運転をするんだろう。あんな人が事故を起こすんだよね。」
と言ってるあなた。
その事故の原因はあなたの無神経さが作っているのかもよ。
ルームミラーで自分の顔をみながらちょっと自分の運転を省みてはいかが。
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コメント
●補足です。
上の話は高速道路での話ね。
一般道では右折の都合とか有るから。
道幅が広くても
別に一番右が追い越し車線って言う訳じゃない。
でも基本はキープレフト。
▲コメント投稿者: ダース=トリオムーン@ミナロ (Oct 12, 2006, 9:11:12 AM)
流れに沿って走らないで追い越し車線に居座るとろい車
サンデードライバーにも多いですよね。
若い頃は…お説教…してましたねぇ(笑
▲コメント投稿者: ちゃま♪ (Oct 12, 2006, 12:14:10 PM)
>どこかず~っと先の高速コーナーで自爆でもしてもらえばいいだろう。
大昔の事だけど、高速道路を走行中に無理な割り込みなど
危ない運転をする車に向かって「事故っちゃえ」って言ったら・・・(-。-)y-゜゜゜
本当に20kmくらい先のコーナーで自爆していた車が昔いました。。。
偶然って怖いですね~
▲コメント投稿者: ito@ (Oct 12, 2006, 5:01:12 PM)
10/9東名高速でゴールドのカウンタックに抜かされました。(実話)
それはともかく
まぁ、センターラインをブチ抜くバイクとか
ベタッと車両間隔を空けずについてくるトラックもあります。
みんなの道です。やさしい運転をってか
▲コメント投稿者: 休日旅行人 (Oct 12, 2006, 5:40:13 PM)
●教習所で「譲り合い」って教わったのにねぇ。
日本人の「謙譲の美徳」はいま何処に?
▲コメント投稿者: ダース=トリオムーン@ミナロ (Oct 13, 2006, 9:44:26 AM)