●「トラウマ」って?
「深層心理」=「潜在意識」に達する
ほどの大きな傷が「トラウマ」だと聞いたことがあるけれど。
良く耳にする「今の言葉。傷ついたなぁ~。」の「傷」は「トラウマ」じゃないよね?
「好きだ。」っていったら「お友達でいましょ。」といわれた。ってな場合は?
「耐えられないほどのショック」を受けた時の「傷」が「トラウマ」だって書いてあったからさ。
その程度じゃ「すり傷」「切り傷」程度だよね。たぶん。
個人差はあるだろうけど。
「潜在意識」ってのは普段は本人に<自覚>がないところの意識でしょ。
「催眠療法」や「夢判断」で探らなければいけない程の。
「何だか判らないけれど、とても不安や恐怖を感じる。」の
「何だか判らない」という部分が「潜在意識」の部分ではないのかと。
だって自覚があれば「顕在意識」だもん。
「○○が私のトラウマ。」って、それ「○○」って自覚してんじゃん。
一体何が言いたいんでしょ、私は?
気になるのは「ことば」なんですよ。
その人の話している「単語」が私の知っている「単語」と同じ意味なのか違うのか?
それって本当に「トラウマ」なの?と言う疑問。
ここで、私の目撃した「トラウマ」らしきものの話をば。
高校生の部活の時。暑さと厳しい練習で後輩が気を失って倒れたことがあった。
顧問が抱きかかえているとそいつはなにかを叫びだした。
「中学○年の時に○○の万年筆を盗んだのは俺なんだー。」
と自分の罪を告白していたのだ。何度も何度も。
顧問が「判った。判った。大丈夫だから。」となだめても…。
二年後輩だったのと、なんとなく気まずかったのでその後本人に確かめたわけではないのだが
きっと本人はその時まで「万年筆を盗んだこと」を<忘れていた>んじゃないかと思う。
それが「トランス状態」の中で
今まで受けていた厳しい責め苦(練習のこと)に対して謝罪を乞うための「懺悔」になったのだと思う。
いままで自分がした中で「最大の罪」を告白して許してもらおうと。
優等生だった彼にとっては(そのチョットした)「盗み」にもの凄い罪悪感を感じていたんだろう。
そして「潜在意識」のなかから突然蘇ったのだと思う。
もっとも当時の私には「心理学」の知識なんて全くなかったので
「彼の中で何が起きたんだ?」くらいしか浮かばなかった。
だから、すべては想像なんだけど。そんなに外れてはいないんじゃないかな。
「盗みの経験とその時感じた罪悪感。と、それにまつわる出来事。」
それが彼に「トラウマ」を刻んだものではなかろうか。
いずれにせよ「他人の心の中」なんてのは誰にとっても想像でしか語れないんだろうが。
「自分の心の中」だって自分で判っていない(それが潜在意識だな)んだから。
うん、人間って面白い!
私の「トラウマ」?
そんなの知るか!
| 固定リンク
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
この記事へのトラックバック一覧です: ●「トラウマ」って?:
» ビジネスマン向け気功セミナー開催します [非常識体験型気功セミナーから]
信じなくてもかまいません。気功であなたのマインドをあげるなんて信じろというほうが無茶ですし(笑) 続きを読む
受信: Jan 30, 2007, 6:16:13 PM








コメント