« 頭がよい人は親指が太い | トップページ | フルスケールガンダム »

●「勉強家」

ライター:ダース=トリオムーン@ミナロ

実家の近くの、とある「八百屋さん」

そこの二代目(三代目か?)

年の頃は三十代前半。

商圏内には大手スーパーもあり、決して商売は楽ではない。

しかし彼は大変な「勉強家」。

忙しい中にも時間を作っては『経営セミナー』などに顔を出している。

例え「八百屋」といえども彼は経営者なのだ。

しっかりとした経営のビジョンが必要だと考える。


勉強の甲斐もあり立派なビジョンも出来上がり数字にも強くなった。

立派な経営者のそれと同じ様な事を言う。


ところが店の経営は相変わらずあまり芳しくない。

無駄な出費などは無くなり経営が多少好転したものの

根本的に「お客さん」が増えてくれない。

やはり安いスーパーにとられたままだ。

「お題目」は立派でも、あまりにも現場の様子と乖離している。

将来的にはプラスになるだろうが目の前の現実にはあまり役に立っていないみたいだ。


彼の店が将来「ヤオハン」のようになる(なっちゃいけない部分もあるけど)のであれば

必要な勉強なのだろうけれども…。現実を見るとねぇ。

さて。彼の「勉強法」は正しいのか?目的に添っているのか?

私は無駄だとは言わないけれど。ど~もハズしているみたいに感じるけどなぁ。

じゃあ、私ならば…。と考えると…。う~む。難しいけど。

セミナーに行く時間の半分を「野菜ソムリエ」の講座と「ヘルシー料理教室」に使うかなぁ。

経営の知識を学ぶのと同時に商品知識をもっと充実させる。

野菜の美味しい食べ方を勉強してお客さんのニーズを掴む努力をする。

って~ところかな。


この「両輪」をバランス良く回せたらいいかな。現実はそう上手くは行かないんだろうけど。


いかがでしょう?



blogランキング


|

トラックバック

この記事のトラックバックURL:

この記事へのトラックバック一覧です: ●「勉強家」:

コメント

>忙しい中にも時間を作っては『経営セミナー』などに顔を出している。

という行動をやっていくと、勉強と実務の乖離があることが分かって視点が広がってという段取りを経てから、ユーザー向けの勉強の必要性を学習する。
そういう姿勢になっていくのだと思いますよ。問題意識を相当持っているがそこに対するアプローチ手法を模索中ということで。

▲コメント投稿者: デハボ1000 (May 17, 2007, 2:17:56 PM)

~続報~

この記事は随分前に書き置いていたモノなのですが

先月、件の「八百屋さん」は閉店しました。

詳細は不明ですが…。

▲コメント投稿者: ダース=トリオムーン@ミナロ (May 18, 2007, 12:01:11 PM)

ダース=トリオムーン@ミナロ さん おはよう

やはり「唐様で売り家と書く三代目」でしたか。といいつつ私も理学部センスなので気をつけよう。

▲コメント投稿者: 271828 (May 19, 2007, 7:55:00 AM)

どうしても「時代の流れ」と言うモノには

逆らえない部分があるんでしょうけどね。

難しいですねぇ。

▲コメント投稿者: ダース=トリオムーン@ミナロ (May 21, 2007, 11:42:54 AM)