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レイアウトマシン

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ミナロの設備にレイアウトマシンと言うモノがある。

レイアウトマシンとは立体物の製作、測定に使う装置だ。

使用者は図面やCADデータの3次元(X,Y,Z)座標を基に、デジタルパネルに表示された数値と照合していく。

最小単位は0.05mm、髪の毛より少し細い範囲を測定できる。


主にミナロではこのレイアウトマシンで治具等の品質保証する。

そのため、レイアウトマシン自体の精度も重要となってくる。
(狂ったレイアウトマシンでワークを検査したところで無意味ですから)


そこで新工場に引っ越して一年が過ぎたところでレイアウトマシンの点検、調整を行った。

まずはレイアウトマシンが乗る定盤のレベル出し。

Mono0732315406011302_1
水準器を使い平行を出す。

1年も経つと結構狂っていた、今回は時間を掛けて気泡の目盛りがど真ん中に来るように調整した。

もっとも定盤はワークより大夫大きいため、普段使う範囲であれば問題なかったのだが、これから取りかかる比較的大きいワークため、出来る限りはゼロに近づけた。


定盤の平行が出たところで上に乗るレイアウトマシンの調整だ。

定盤に対し平行度、垂直度を見る。

手元から最も遠いところで若干平行度が悪かったので0.05mm以内に入るよう調整した。

Mono024509531
途中で基準となるスコヤの精度が悪かったためすこし手間取ったが、最終的にはダイアルゲージを使っての計測では問題なしとなった。


このレイアウトマシンは前木型屋の廃業時に譲り受けたモノ。
すでに17、8年は使っているだろか。

今では自動で非接触で測定できる計測器があるのだが、目が飛び出るほど高い。

しかも測定の仕事はマシニングセンターやCADと違い掛かったコストをもらいにくい設備で、加工や製作には予算が付いても、検査の工程に多額の代金はもらえないのだ。

安い代金では高額な設備投資はとても出来ないのである。


と言うことで、まだまだこれからもこのレイアウトマシンにはお世話になるだろう、問題が起こるまでサボりがちだった点検だがこれからはきちんと定期点検を行っていこうと思う。


あなたのアレも測定しましょうか?
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受信: May 13, 2007 3:16:03 PM

コメント

>検査の工程に多額の代金はもらえない

確かにそう思います
「検査」は製造する側の品質パフォーマンスという
位置づけになるのでしょうか
目に見えた形で
「この品物の計測代はこれね」と
検査代がもらえないのは痛いですよね
「かかった時間はボランティアなのかよ」と
検査の合間のコーヒータイムに(だからか・・
ふと思ったりします
もちろん多少のっけますが


▲コメント投稿者: masa (May 8, 2007 8:53:33 PM)

製品検査はどうしても人の熟練した確かな目と解析力がものをいう。製造業に不可欠なそしてコストでいえば一番お金が掛かる。どんな物事にも一番大切なのは、点検・検査で、それをないがしろにすると、大変なことになる。世の中の企業などの不祥事事件も大半は基本的なチェックミスというよりもチェックを全然していなかったために大損害のツケを受けている。人命が失われるなど言語道断だ!いろいろな教訓を生かして点検・検査コストを世の中は見直すべきでしょう!

▲コメント投稿者: GAGA (May 9, 2007 10:51:48 AM)

>このレイアウトマシンは前木型屋の廃業時に譲り受けたモノ。すでに17、8年は使っているだろか。
あれは高いし、保守も結構ノウハウいるし・・・非接触はまだ、信頼性が乏しいと考えてます。(要求精度によりますが)私も仕事で大物測定用のイタリア製接触測定用のものを買ったことがありますが、ミツトヨの3次元測定器つかっていたのに、これは使いきれなかった。
品質保証が出来る製品を供給できるからこそ、いまのMINAROがあると考えます。
それから、意外とあるトラブルが、建屋の歪による水平の誤差。大丈夫とは思いますが・・・

▲コメント投稿者: デハボ1000 (May 9, 2007 12:29:17 PM)

コメントありがとうございます。

コスト重視の世の中で点検・検査はカタチには現れない目に見えないコストアップになりますから敬遠されるのでしょうね。

良い物は後々手間も掛からないという目に見えないコストダウンも考慮されると良いのですが。

▲コメント投稿者: みどりかわ@ミナロ (May 14, 2007 10:29:51 AM)

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