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●「モノづくりの技術屋」ですが、何か?

ライター:ダース=トリオムーン@ミナロ

「私は営業なのでモノづくりの事は判らないのですが…。」

「私は技術屋なので営業の事は判らないのですが…。」

こういう「枕詞」で始まる話って聞く気が萎えちゃうんだよなぁ。
話の内容よりも「枕詞」の方が気になって。

「私は~。」って言っている人の物事に対する態度がどうなのかが気になってさ。

「私は技術屋なので{営業のことは考える気もなければ、勉強する気もないので}判らないのですが…。」
「私は営業なので{技術のことは考える気もなければ、勉強する気もないので}判らないのですが…。」
っていう隠された{~}のエクスキューズがチラッとでも見えるともう、その先は(その人間の)話を聞く気が起きない。
判ろうともしないで「判らない」と言い切ってしまうその態度が気に入らない。

そりゃあ、いくら勉強しても「理解できないこと」はあるさ。当たり前だ。
「にんげんだもの」。でも普段の仕事なんかでは「まるで想像もつかない程難しい。」って事はそうは無いでしょ?

「技術屋だ」「営業だ」って言ったって仕事を離れたらみんな消費者なんだからさ「いくらぐらいなら買うかな。」とか「何処で売っていたら便利かな。」
「こんなサービスが受けられたらいいな。」位は想像できるでしょ?
「なんだか強度が足りなそうだな。」とか「手間が掛かりそうだな。」「大きすぎるな。」
とかはちょっと注意して見てれば想像出来そうじゃない?違う?

それをさ、自分は「技術屋」だから「営業」だから、って勝手に線引いちゃって「その先は全てシャットアウトしてしまう。」って~態度はどうなのよ?って事。
(「私はオトコだから。」「私はオンナだから。」っていうのもそうかな?)

「私は技術屋なので{どういう流通がベストなのか具体的には}判らないのですが…。」
「私は営業なので{どういう加工が可能なのか具体的には}判らないのですが…。」
「その辺りを専門家の意見が聞きたい。」っていうニュアンスのエクスキューズの言葉なら別段に気にはならないんだけどさ。謙虚な人だな、位でかえって好感が持てる。

「判らない」からこそ斬新な発想が出来たり、面白い発見があったりするから異業種交流やいろんなセクションの人達とディスカッションする事が大切なのだしその為にこそ意見を出すんだからさ。

そんな場での発言にわざわざ「枕詞」をつけて。で、結局の所は無難な意見しか出てこなかったりする。

「自分の発想、意見に対する専門家の評価、判断を仰ぎたい。」っていう気持ちよりも的はずれな事を言って「恥を掻きたくない」「バカだなぁ、と思われたくない」って気持ちの方が勝っていて、只それだけの為に言い訳を先に言っているだけなのか?

「恥を掻く」なんて当たり前でしょ。ってーよりそれは「恥」じゃないでしょ。
「聞くは一時の恥、聞かぬは末代の恥」ってな言葉もあるくらいだし。
知ったかぶりの方がやばいでしょう。
まあ、専門外のことをこれっぽちも判らない「自分の不勉強を恥じる気持ち」は大切でしょうけどね。

なんでだろ?凡人の私にゃ判りません。想像はしてみるけど。

プライドが邪魔をするのかね?「バカでいいじゃん。」って思えないのか?
バカより利口の方がいいよなぁ、そりゃ。どうせなら。

それとも自分の仕事(専門分野)にものすご~く自信があるのか?
だから「線引き」が明確なのか?「私は営業だ!」「私は技術屋だ!」って。

「私なら、電気の通っていない山奥の住人にパソコンを売る事が出来る!」とか
「私はヤスリ一本で大仏が作れる!」とか言うくらいに凄い人なのか?
それくらい凄ければ、他の事がな~んにも出来なくても認めちゃおう。
いや、認めざるを得まい。「てんさいだもの」。


ナンダカンダ言ってもやっぱり
詰まるところは「想像力の欠如」なのかなぁ?

「じゃあ、偉そうに言ってるお前は何者なんだ?」ってか?

「モノづくりの技術屋」ですが、何か?


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『いつでも、汗水たらしてゲームに参加している人の方が、傲慢な傍観者よりも楽しんでいるものである。』 The sweaty players in the game of life always have more fun than the supercilious spectators.                             ....... 続きを読む

受信: Jul 6, 2007, 8:07:29 PM

コメント

ダース=トリオムーン@ミナロ さん

こんにちは。
うん、うんと、うなずいて読んでしまいました。

やっぱり、何でも線引きをしてしまうと、それ
以上の成長は無いのかなぁと思います。
自分にある可能性を無くしてるみたいな感じ。

営業→技術のように違う分野に足を踏み入れる
のはちょっと勇気が要るのかもしれませんが
ちょっとでも、分かろう・理解しようとする
姿勢が大事ですよね。

頭の片隅に、常に置いておくべき心構えですね。


▲コメント投稿者: yotch (Jun 24, 2007, 10:43:15 AM)

「私は経営者ですから温泉のことはどうも・・・?」
「わたしだって技術者ですから、機械はともかく
ガスの抜き方なんて・・・?」

で、
渋谷でドッカン・・・。
不謹慎なとりあげかたかもしれませんが、
冗談じゃないって思います。

勝手に自分で仕事の範囲決めて、
防衛線張られちゃ、
残った仕事は、隙だらけでしょうが!
(-_-#) ピクピク

お客さんの顔を想像しながら、
仕事したいし、してほすい
と思いますばい。

出る釘になれない人斬りキックゥ~ひゃおぅ

▲コメント投稿者: 博多のたけちゃん (Jun 24, 2007, 12:26:26 PM)

「線引き」って

責任の範囲を決める行為なんでしょうね。
「責任逃れ」の時に使う。

同時に自分の「限界」を決める行為。


お客さんにしてみれば「内部」の何処に
「線引き」してあっても関係ないのに。

「爆発」といい「偽装」といい。まったく。

そう言う自分は「曖昧な線引き」の方が
個人的には好きですけど…。
時と場合によりますけどね。

▲コメント投稿者: ダース=トリオムーン@ミナロ (Jun 25, 2007, 11:47:41 AM)

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