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●「江戸しぐさ」

ライター:ダース=トリオムーン@ミナロ
過密都市「江戸」に生きる庶民の人間関係を円滑にする知恵。
それが「江戸しぐさ」。

現在ほどではないにせよ当時から「江戸」は人口世界一の都市。
お武家様に広い土地をとられ庶民は狭い地域に押し込められていた。
まあ、今と余り変わらないのかも。
お互いに気を使わなければ人間関係がぎすぎすしてしまう。

公共交通機関(当時は渡し舟とか)では席を詰めて後から来た人の為に「空き」を作る「こぶし腰浮かせ」とか雨の日に路地ですれ違う時には雫がかからない様に傘を反対側に傾げる「傘かしげ」とか。
そんなしぐさに名前をつけて大人が子供に教えていたのだろう。
「江戸しぐさ」を身に付け、自然と体が動くようになって初めて一人前の「江戸っ子」。「大人」と認められたと言う。

他人の事を気遣うなんて当たり前のことといえば当たり前なのだがその当たり前の事が当たり前ではなくなっている昨今。
「江戸しぐさ」の本が書店に並ぶ。

そんな中の一冊を読んでみた。

中でも気に入ったのが「あいさつ」。
挨拶をするなんて当たり前の事なのだがそうではなくて「あいさつ」から見えてくるその、人となり。

たとえ相手が目下だろうとも、たとえ相手が子供であっても「おはようございます。」と言われたら「おはようございます。」と同じ「くらい」の言葉を返す。
決して「おはよう。」と省略したりしない。「ございます。」を付ける。
無言でいるなんてもっての外。
子供であろうと相手を対等な人として尊重する態度が見て取れる。
子供だからといって「なめて」いない。きちんと応対する。
そんな「大人」が挨拶ひとつで見えてくる。

時代劇などで近所の子供が「おはようございます。」と元気に挨拶をすると
ご隠居さんは「はいはい、おはようございます。」と丁寧に答える。
そんな場面を思い描いた。

「うむ、かっこいいじいさんだ。」「粋だ。」「俺もそんなじいさんを目指そう。」
こう思ったわけだ。(単純だなぁ。)

まっ、いつまでも堅苦しいのはまたそれで相手を拒絶しているようで考え物だが少なくとも子供が「ございます。」とつけたら自分もつけよう。
子供相手だとつい気が緩んでしまう事がありそうだからね。
特に気を付けねば。
親しみのこもった「おはよー!」には「おはよー!」と返そう。
礼儀知らずの小生意気なガキなら判らんが...。
場合によっては教育的指導をしてしまうかも。

もっとも教育的指導が必要なのはガキに躾が出来てない親の方なのだろう。
「子は親の鏡」っていうからね。
でも、「バカ親」の子供が必ずしも「バカガキ」とは限らないしな。
キチンと躾ればりっぱな「大人」になるかも知れないし。
でも他人のガキまで躾をしてやる程心が広くないからなぁ。

無視するか、睨み付けるか。

いやいや、そんなことでは立派な「大人」とはいえないな。

まだまだ修行が足りないようで。


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コメント

おっ、今 我が家でもちょっと話題になってました。
先日、この本の出版関係の方とお知り合いになり、

これら発行までの秘話を聞いていた所でした。

子供たちにも広く読んでもらいたいと、マンガ版も発行しているそうですよ~。

▲コメント投稿者: NCCC (Jul 22, 2007, 4:13:28 PM)

こんな「当たり前の事」が出来ない輩が
増えている証拠なんでしょうか。

▲コメント投稿者: ダース=トリオムーン@ミナロ (Jul 23, 2007, 12:13:37 AM)

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