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●「ポジティブ・シンキング」をネガティブに考えてみる。

ライター:ダース=トリオムーン@ミナロ

「出来事」を全て良い様にとらえる考え方って
余りに楽天的過ぎないか?
「能天気なお気楽人生」を送りましょう。ってか。

グラスに半分の水を見て
「もう、半分になってしまった。」と考えるのがネガティブ。
「まだ、半分もある。」と考えるのがポジティブ。
日本人はどちらかというとネガティブに物事をとらえがちだと言われるが。

あと50年もすると石油が枯渇してしまう。と言う。

「まだ50年も有るじゃん。そのころまでには何かの<新しいエネルギー>が
開発されているから大丈夫。平気、平気。」
「今までにもエネルギー危機が有ったけどそれを人類は乗り越えてきたんだから
石油が無くなっても大丈夫。人類の英知は素晴らしい。」
「ポジティブに行かなくちゃ。」

そりゃあ「人類」はエネルギー危機を乗り越えられるかも知れませんよ。
でも「日本人」はどうかな?
日本人には知恵がある。と言うけど日本人全員に知恵がある訳じゃ無いし。
石油が減産になれば資源の無い日本は直ぐにお手上げになってしまうでしょ。
本当の意味での「オイルショック」が来るんだよ。
お金が無くなれば食料も輸入出来ないし。自給は出来ないしね。
「ネガティブな考えだなぁ。」

そんな時こそ「ポジティブ・シンキング」が出来りゃいいんだろうけど…。
電気が止まった。工場が止まった。店に商品がない。ガソリンが無い。食べ物も無い。

けれど…。

「明かりが消えて、空気がきれいになって星がよく見える!」
「仕事が無いから子供と遊ぶ時間が出来る!」
「無駄遣いする事が無い!」
「粗食になって、歩くからメタボリックシンドロームから解放される!」
「なんて健康に良い暮らしなんだ!素晴らしい!」

…出来るかな?出来ねぇだろうな~。

極端だけど、「開き直り」とどう違うの?
「ポジティブに考えよう。」と「開き直ってしまえばどーって事ないさ。」との違い。

「この試練を乗り越えれば明るい未来がやって来る。」が
「アクティブ・ポジティブ・シンキング」(能動的積極思考)で

「二進も三進もいかないから、せめて良い方に考えよう。」が
「パッシブ・ポジティブ・シンキング」(受動的積極思考)。

こんな分類が出来るのかな?
<「パッシブ」で「ポジティブ」>っておかしいけど。論理的に。

いずれにせよ「ポジティブ」にばかり物事を考えるってチョット危険だよな。
「危機意識が足りない。」と同義に感じるけど。

こんな事考えてる私って「ネガティブ」な人?



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コメント

同意
開き直りじゃないポジティブってのが理想

「絶対できるからやってみよう」ってのが
理想的なポジティブシンキングじゃないですかね?

逆に「どうせダメだからもういいよ」ってのが
最悪のネガティブシンキング&開き直り

▲コメント投稿者: ナイスライフ (Aug 17, 2007, 3:49:05 PM)

要は、絶望しないこと?

▲コメント投稿者: ダーストリオムーン@ミナロ (Aug 20, 2007, 10:55:01 PM)