「社長と個人的に知り合いだから紹介してあげる。」
いわゆるコネができてるわけだ。
でもそれってイイコトも有るけど
そうじゃないコトにもなるんだよね。
なにでたとえようかな?
例えば「自動車の修理工場」(てか、たとえじゃないね。昔話)
常連さんでメカニック達と仲の良いAさんと
同じく常連さんで社長と仲の良いBさん
そして最近来る様になったお客さんのCさん
偶然三人とも同じ車種、同じ修理内容でほぼ同時に入庫した。
ところが2台分しか部品のストックが無い。
ひとりは納車が随分遅くなる。
3人とも早く修理して欲しいのは一緒。
入庫順って言うのが原則なんだけれど
それぞれが別の担当者を通してたので
その辺があやふや、ほんとにほぼ同時って感じ。
伝票を前に現場メカニック4人で合議が始まった。
さて、誰が貧乏くじを引くのか?
誰だと思います?Aさん?Bさん?Cさん?
「知り合い」が優先だからCさんかな?
答えはBさん。理由は「知り合い」だから。
実話だからね。そうなったのよ。
それが正しいことだったかどうかは判断は任せるけど。
Aさんは「知り合い」なので最優先。
「早く直してあげよう。」これは全員一致。
次を誰にするのか?
Bさんは社長の「知り合い」なので優先する、かと思いきや
「知り合い」なので我慢してもらう事になった。
「社長の口から遅くなることを謝ってもらえばいいべっ。」って。
これも全員一致。
Bさん、別に悪い人ってわけじゃなかったんだけど
「社長の知り合いだから…。」って態度が普段からちょっとね、って事で。
社長は「知り合いだから、優先してあげて欲しい。」みたいな
コトいってた様な気がした様な記憶があったりなかったりしたけど
「えー、もう先の二人に納期言っちゃったよ。」ってウソついて
既成事実化。馬鹿正直に言ったりはしないよ。その辺は。
自分は個人の買い物とかで
「知り合い」だから安くして貰う。ってのがあまり好きじゃない。
嫌いでもないけど。
「知り合い」だからこそ、きちっと儲けてもらいたい。と思う。
別に格好つけてるワケじゃないけれどね。
好意でまけてくれるのはうれしいし、ありがたく受け入れるんだけど
「ちゃんと取る分は取ってよ。」と言う様にしている。
相手にとっては仕事なんだからね。
ヘンな「借り」は作りたくないもんだ。
好意に甘えて値切り倒すなんてコトはやりたくない。
長い目で見れば結局はソンだと思うんだよね。
そういうのって。
(結局は損得で見てるのか?いかんな。)
そうは言ってもあくまで自分の個人的な事柄での話
仕事では皆様のご好意にガンガンに甘えさせていただきま~す。