●「貧すれば鈍する」
「クルマが欲しいなあ。
でも金が無いし、あきらめるか。」
「クルマがほしいなあ。
でも金がないし、横領でもするか。」
「クルマがほしいなあ。
でも金がないし、自転車にするか。」
「クルマがほしいなあ。
でも金がないし、仕事頑張るか。」
経済的に貧しくなると
「欲」のコントロールが出来なくなってしまう。
「横領でもするか。」は完全に「欲」の暴走を許してしまっている。
金もないのに身の程知らずの「欲」を持ち
それに囚われては
確かに身を滅ぼすだけかもしれない。
「欲」が上手くコントロール出来ていれば
「仕事頑張るか。」が模範解答だが
頑張っても金にならないからこそ「貧している」のだとすれば
根本的な解決にはならない。
じゃあ、「あきらめるか。」が良いのか?
私はこの答えが最悪だと思う。
これこそがまさに「鈍する」事なんだと思う。
「欲」は活力の根源でもある。
「欲」が有るから人類は文明を発達させてきた。
色々な「欲」を満たすために
人は「知恵」を絞り様々な「発明」や「発見」をしてきた。
「必要は発明の母」ってことばもある。
「欲」の完全なコントロールを目指すのと
「欲」そのものを放棄するのでは
まったく意味が違う。
「欲」を放棄してしまう事は人であることを放棄するに等しい。
ニルヴァーナを目指すというのなら話しは別だが
凡人の私には到底無理な話である。
「貧すれば鈍してしまう」のが人間だから気をつけなさい。
という戒めの言葉と解釈するのなら
「貧しても鈍しない」ようにする方法、を考えるのが良さそうだ。
どうすりゃいい?
まずは「貧」しなければいい。
自分の場合は「貧」が大前提になっているが
「貧」しなければ「鈍」する事ってないのか?
いや、「貧」してなくっても「鈍」する事はあるだろう。
「鈍」するってのは精神の活動が鈍くなることだろうから
「貧」は切っ掛けにはなるかもしれないが必要条件では無い。
<「鈍」しない>=<精神の活動を鈍らせない>
ってことなら何とかがんばれるかもしれない。
なんせお金が掛からない。
「貧」していても可能性は充分あるんじゃないだろうか?
「貧」から「鈍」への連鎖を止めれば良いわけだ。
あ~っ、簡単だ。「貧」を認めなければ良いんだ。
「私は貧しくない。」と信じ込めば良いって事だ。
「私は貧しくなんかない、私は貧しくなんかない、私は貧しくなんかない、
私は貧しくなんかない、私は貧しくなんかない、私は貧しくなんかない、
私は貧しくない、私は貧しくない、私は貧しくない、私は貧しくない
私は貧しくない、私は貧しくない、私は貧しくない、私は貧しくない…
逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、
逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、
逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、んっ??????」
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コメント
出来る男は、自分に嘘を付くのが上手なんだそうです。。。
▲コメント投稿者: msp@ito (Oct 4, 2009, 11:41:48 PM)