酸化と錆
材料化学のお勉強から覚え書き。
酸化と錆
一般的な金属は錆びる。
この錆びるという現象を「酸化」と言う。
「酸化」の反対語は「還元」。
主に鉄などを鉱石より抽出する場合、人工的に「還元」されて材料となる。
つまり、一般的な金属は自然界では「酸化」された状態が最も安定しているため、人工的に「還元」された物は「酸化」された状態に戻ろうとする。
酸化還元反応
酸化とは物質が電子を放出する反応、
還元とは物質が電子を受け取る反応。
酸化と還元は常に同時に起こる。
酸化還元反応が起きやすい順に並べた尺度を「イオン化傾向」と言う。
イオン化傾向
(代表的な元素、下に行くほどイオン化しにくい)
リチウム (Li)
カルシウム (Ca)
ナトリウム (Na)
マグネシウム (Mg)
アルミニウム (Al)
亜鉛 (Zn)
鉄 (Fe)
鉛 (Pb)
銅 (Cu) ↑卑金属
銀 (Ag) ↓貴金属
白金 (Pt)
金 (Au)
銀より下は大気中で酸化還元反応が起きない。
つまり錆びない。
これらの金属を「貴金属」と呼ぶ。
反対に大気中で酸化還元反応する物を「卑金属」と呼ぶ。
| 固定リンク







コメント
酸化するという現象の呼び名の一つが「錆びる」ということなんですかね?
コーヒー豆やワインの味が落ちるコトも「酸化する」と言いますが「錆びる」とは言わないですよね。
確か肌も「酸化する」って言ったはず。
「酸化する」=「劣化」とは違うのかしら?
▲コメント投稿者: きかん坊 (Nov 9, 2010, 11:23:57 PM)
「錆びる」という言葉は主に金属に使いますが、腕とか脳とかも「錆びる」ようです。
人の場合は寿命があるから「酸化する」=「劣化」でも良いかも。
ただ元素の場合はちょっと違うかと。
▲コメント投稿者: みどりかわ@ミナロ (Nov 10, 2010, 10:29:13 AM)
元々は「酸素と化合する」のが酸化だったのですが、電子のやりとりで見ると、電子を放出しているので、酸素との反応に限らず電子を放出するのを酸化というようになったようです。
以前メッキ屋さんに話を聞きましたが、金属は「もっとも安定した状態になりたがっている」という話が面白かったです。安定した状態とは錆びた状態です。
イオン化傾向…なつかしいですね。中学校でならいました。
「貸そうか な、ま あ 当 て に す な、 出 納 過 ぎ は 禁」
K Ca Na Mg Al Zn Fe Ni Sn Pb H Cu Hg Ag Pt Au
▲コメント投稿者: たなかじゅん (Nov 11, 2010, 5:30:13 PM)