« 999 魂の東北2日間:7月1日 動なる東北金型工業会懇親編 | トップページ | 999 魂の東北2日間:7月2日 荒浜地区の、いま。 »

999 魂の東北2日間:7月2日 仮設住宅「箱塚桜団地」訪問編

ライター:始末屋メーテル

部屋に戻ってもみな深夜まで宴が続いた模様(わたしは途中で脱落w)なのに、2日目の朝、全員しっかり早起き(わたしは朝ごはんおかわりw)、9時にロビーに集合して、まず、副市長さんと合流するため、名取市役所へ。

今回、ちゃんと名取市役所を通して同市箱塚桜団地を訪問できたのは、若竹会の菊地さんと大野さんのご尽力によるものだった。

関東遠征組9名に、名取市役所にてさらに1名とその大学時代の後輩仙台市在住の北川さんも合流した。

「(仮設住宅のみなさんとの)約束の時間がもう近いので、すぐ、出ましょう」
と、副市長さん。

到着した、箱塚桜団地集会場。

まず、その入口でもはや驚くメンバーたち・・・

ものすごい靴の数。

Img_2873 そう、たくさんの方が、わたしたちの到着を待って、集まってくださっていたのだ・・。

40名ほどいらしただろうか。

しかも、そのおそらく8割が女性なのだ。

しかも、みなさん、気さくで積極的。
はじまる前から、
「いらっしゃい」
「ありがとう」
「おつかれさまです」
声かけがたくさん、わたしたちに飛ぶ。

副市長による紹介、みどりかわ社長の挨拶後、株式会社モールドテック落合社長の説明。Img_2084

「趣旨概要:今回の震災を受け、モノづくりの企業として何かお手伝いできることはないか?ただし、われわれは1社1社は吹けば飛ぶような小さな会社であり、支援できることには限りがあり、そこまで大きなこともできない。一方通行な支援というより、相互協力して何かを進めたい。具体的には、仮説住宅にほしいモノをつくる、などです」

聞いている間も、みなさんしっかり話者の顔を見ている。

目がいきいきしているのだ。
その女性パワーに、関東遠征メンバーが圧倒され気味なのが横でみているとよくわかり(笑)。

きっと、みな、もっと違う絵を想像していたのだ。

集会場に行っても、少人数の代表の方たち、おそらく男性数人が、静かに希望をとった紙をメンバー・副市長の前で読み上げる。
それを具体的にどうするか詰める。

・・・的な。

同団地の会長さんがまず

全戸(102戸)一致なのは、玄関の網戸。それと、エアコンの室外機のカバーです。雨が降るとものすごい音がして。そして、あとは、個別に・・」

と言い終える前に手があがる、声が出る感じなのだ。
サイズを測ってメモを持って参加されている方も多くいらした。

「奥行き45センチの下駄箱を」
「仏壇のケースを」
「2段の踏み台を」
「せもたれつきの腰掛けを」
「押入れ用のすのこを」
「押入れ上部を分ける棚を」
「玄関の敷居を」
「収納ラックを」
・・・・・・・・・・

そして、各部屋タイプ別に、遠征組メンバー数名ずつ分かれて実際の住宅を見せていただくことに。

Img_0986 わたしは2LDKタイプで、ご自身で玄関に網戸をつくった(すごい!!)Tさん(男性)の
お宅を見せていただいた。Img_8435

Tさんに少しお話をうかがう。

こういう提案(なにか必要なモノをつくります、という製造業企業からの提案)は、はじめてです。
個別の案件は、買ったら済むものもあるかと思うので、本来なら玄関でない窓側の雨樋かひさしを全戸つけられれば、一気に解決するのにね・・・」

「買ったら済むものもある」と、Tさん、女性陣からのあまりに多くの個別の希望を横で聞いて、わたしたちを気遣ってのご意見だったのだと思う。

それがつたわってきて、やさしさが胸をついて、泣きそうになった。
みんなが笑顔なのに、なにそれ、絶対ダメだ、と自分をつねった。

各戸見学後、集会場に戻って、みどりかわ社長が、全戸共通の玄関の網戸・エアコン室外機のカバー・下駄箱から手がけること、個別のものはリスト化して、後ほど希望をとる形で進める予定であることを告げた。

帰りに集会場を出るときは、
「ありがとう」
とたくさんの方が声をかけてくださり、握手もし。

メンバー全員、思いもよらない展開にびっくりだったのだ。

自分達のやれることが、求められていることが、現場で、こんなにある。

さて、どう実現していくか・・・。

Img_6068 有限会社斉藤製作所の斉藤社長が、子供たちに、と配り大好評だったのが、ヨーヨー。
やり方のわからない子供たちに丁寧に教えてあげて。

車に乗る前、振り返ると、子供たちが自然とヨーヨーで遊んでいる姿。

「もう、たまらないよね」

全員一致の、素直に嬉しい気持ち。

そしてこのひと時に感じたこと。

箱塚桜団地から車でほんの20分ほど、被災地荒浜地区に足を踏み入れ、全てつながってくるのだと、この時はまだ誰にもわかっていなかった。

人気ブログランキングへ このブログは「製造業ブログランキング」に参加しています、 面白いと思ったらクリックお願いします。

|

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/40436/52116063

この記事へのトラックバック一覧です: 999 魂の東北2日間:7月2日 仮設住宅「箱塚桜団地」訪問編 :

コメント

コメントを書く




*スパム、無責任、言い逃げ、騙りコメントを防止するためメールアドレスは必須としています。
架空アドレスの場合削除する事があります。
お手数ですがご協力下さい。
なお、URLがある場合、そちらが優先で表示されます、サイトをお持ちの方は是非入力してください、お礼に伺います。