999 魂の東北2日間:7月1日 静なる東北金型工業会総会編
「東北に行くか。行かないか。」
魂の東北2日間に行く前、ほんとうは、心の奥底で迷った。
みどりかわ社長の東北金型工業会での講演聴講・同会との懇親・中小製造業ならではの復興支援として仮設住宅に必要なモノをつくるための話し合い。
2日間に予定されている内容は、まさにどれもこの時以外またとない入魂の実体験となるもの。
だが、前回の東大阪行きから当日の記事アップ前後、実にさまざまなことが起き、さまざまな意見をいただき、日頃無鉄砲なわたしも、さすがに考えねばならない時がきた。
最後まで誰にも口にせず、1人で迷った。
「業務でない記事を、自分が自分の言葉で書こうとすることに、はたして意味はあるか?」
しかもこれは、
「・・・それでも行ってみて、そんな迷いは払拭された」
そんなオチの前フリでは決してないことだけは、書いておこう。
なぜなら、正直、まだ、迷っているからだ。
自分の問いかけに、まだ答えは出ていない。
ただ、1点だけ決めたこと。
迷ったまま行った。
だから、
迷ったまま、書く。
当日、仙台は、晴天。
仙台駅からマイクロバスで30分ほど揺られ、会場および宿泊地の「左勘」に到着。
神奈川・東京・静岡組(以降、関東遠征組と記載)メンバーは、総勢9名。
●「第44回東北金型工業会総会」での、株式会社ミナロ みどりかわ社長の記念講演「ものづくりの逆襲」
この講演をセッティングされたのは、同会幹事である株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ 東北出張所所長の大野さん。みどりかわ社長とは20年来の間柄とのこと。もともと震災発生前から、大野さんが同会での講演を依頼されていて、震災をはさみ時期がずれたが実現したのだそう。
この2日間、わたしたち関東遠征組メンバーは、大野さんにどっぷりとお世話になる。
みどりかわ社長の講演は、広々とした会場で、50名ほどの出席者のなか、意外にも静かな、落ち着いた趣で進行されていく。
・リストラからの起業。
・インターネットを使っての販路拡大。
・社員にも、子供たちにもつたえている、モノづくりの楽しさ。
・金型屋最強伝説(つくりたいものをすぐつくることができる金型屋こそ、最終製品向きだ。アイディアさえあれば!)
※事例:名古屋の「株式会社前田シェルサービス」:ご自身は「金型屋です」とおっしゃりながら、無反動ハンマーなどの最終製品をつくって販売している
・アナハイム計画という夢の実現へ向け、「日本でつくるモノ」として食糧とエネルギーに目を向けている。
・中小企業の経営者こそ最強と思っており、なんらかの連合形をつくりたいと思っている。
日頃からみどりかわ社長の考え方になじんでいる関東遠征組にとっては、非常にスムーズな講演展開と感じたところ。
質疑応答の時間にはいり、大野さんの自然な流れつくりで、やっと、世代が上の経営者さん達から、また、若手の方達から、少しずつ本音がとびかう。
Q:アイディアがすばらしいと思う。エネルギーについて、具体的にやりたいことはなんですか?
A:発電より、「蓄電」の仕組みをつくりたいんですね。協力していただける方がいらしたら、ぜひお願いします。
Q:東北地方のモノづくりの魅力などを感じていらしたら教えてください。関東圏との違いなど・・。
A:全てにあてはまるかはわかりませんが、地方でがんばっていらっしゃるみなさんは、結団力がすごい。ちょうど昨日茨城の町工場の方とお会いしてお話ししましたが、茨城の結団力もすごかった。ここには憧れますね。
Q:小さな木型からつくられるのに、やることが大きいなと感じました。木型、は、そんなに儲かるのでしょうか?発想がエネルギーや食糧にいくのは飛躍しすぎかな・・とも思うのですが?
A:自分でもわかってるんですけど、なんででしょう?(笑)・・・説明はつかないですね。
但し、それでも、10年間会社が存続していること。それでも、町工場が楽しく経営できていること。それがいいところだと思っています。これからも、ちょっとずつでも自分の想像できることは、やってみよう、と思っています。
Q:起業当初の顧客3社が現在3,000社という要因は、インターネットのみですか?同業者の中で、御社独自の強みが他にもありますか?
A:最大の要因はやはりネットです。他は、同業他社と似たようなものです、コストだったり納期だったり・・。
Q:「お金よりモノづくりの楽しさ・やりがい」という社員のモチベーションづくりをどのようにして実現していらっしゃるのでしょう?教育でしょうか?
A:入社面接のときの意気込みですね。この考え方についてこれる人を採用しています。
Q:実際の本業の動き、が本日の講演ではあまり理解できなかったのですが?
A:そうですね・・・そのあたりは、講演内容にあえていれずに、はしょってます。そこを話しても・・との思いから。実際の本業は、自動車業界・造船業界のものが多いです。
(さて、各質問、上世代からか、若手世代からか。想像してみてください!)
このブログは「製造業ブログランキング」に参加しています、面白いと思ったらクリックお願いします。
| 固定リンク







コメント