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●自画自賛

ライター:ダース=トリオムーン@ミナロ

「じがじさん」って「おと」だけ聞くと
自我ー自賛」かな?って思うので
「自分で自分を褒め称える事」みたいな
感じを受けるけれども
語源を調べるとちょっと違うみたいだ。

「自画自賛」のコトバそのものは
自分で書いた「画」に自分で「賛」を書き入れる事。
を指しているみたいだ。

「賛」とは画に書き添える詩句などの事
「画賛」などとも云う、と。

水墨画の掛け軸なんかで
余白に漢詩が書いてあるのを
見たこと無いですか?

あの漢詩が「賛」だそうです。

普通は「画」を描く人と
「賛」を書く人は別の人物であって
「画」をみた人が「賛」を書き添えるのが
習慣の様なんだけど
自分で描いた「画」に
自分で「賛」を書き入れちゃうのが
「自画自賛」

じゃあ「賛」はなんで入れるのか?

普通に考えると
「上手な画だ。ひとつ私に画を讃える詩を書かせてもらえないか?」
『ありがとうございます。是非お願いします。』
ってなるんだろう。
それを自分ひとりでやっちゃうんだから
「自分で自分を褒める事」って意味になるわな。

でもココでちょっと気になるのが
必ずしも「画」を<褒める>為に「賛」を入れるワケじゃなさそう。
って事なのですよ。

「画」のテーマに添った「賛」を書き入れたりする事で
初めて「画」が完成するって~考えも根底にあるから
「賛」を書いてくれる人がいなかったり
どうしてもこの「画」にはこの「賛」じゃなければダメだ。
ってのが「画」を描いた人にあれば
自分で「賛」を入れてしまうのも
「アリ」ちゃあ「アリ」なんだそうだな。これが。

最悪、「画」がどうしようもなくまずいから
せめて「賛」だけでも良いのを入れておこうなんて
場合もあったりして。

実際のとこ「自画自賛」の名作も世にはあるらしい。
画」も素晴らしければ
「書」も素晴らしい人
の作品って事だよね。

だから必ずしも
「自分で自分を褒めてる気持ち悪り~奴」みたいな
悪い印象ばかりではないのが
「画」の世界に於ける「自画自賛」だそうです。

もともと画に添える「賛」には
<褒める>ってな意味はなかったのかな?
辞書を引くと
「賛」の文字には<褒める>って意味があるみたいだけど
それが
「賛」が<「画」を褒める為に書く>ってのが
一般的になったから
「賛」に<褒める>って意味が付いたのか?
本来「賛」に<褒める>って意味が
有ったから「画」添える文を
「賛」と呼ぶ様になったのか?
語源がどこにあるのか?
このあたりは白川静先生の本を読まなければ
いけないところかな。

いずれにせよ
私は「自画自賛」どころか
「紙漉」から「軸の表装」まで自分でやりたい人間です。

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